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くしゃみ・鼻水は寒暖差アレルギー?対処法のカギは自律神経にアリ

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熱は無いのに風邪っぽい。

天気予報の花粉情報とは関係なくくしゃみや鼻水が出る。

それはもしかしたら寒暖差アレルギーかもしれません。

 

季節の変わり目は気温の差が大きい日が続きますね。

寒暖差アレルギーとは、激しい気温の変化に体がうまく順応できずに起こる血管運動性鼻炎と呼ばれるもの。

 

食品や花粉などとは違う原因なので、生活をうまく工夫して気温の変化に体がついていけるようにする必要がありそうです。

風邪でも花粉症でもない、寒暖差が引き起こすアレルギー

熱々の鍋料理やできたてのラーメンを食べると自然と鼻水が出てきたことはありませんか。

寒暖差アレルギーはそれと同じようなカラクリで起きています。

 

風邪でもないし、花粉症でもない。

では何が原因で寒暖差アレルギーを引き起こすのでしょうか。

 

気温が原因!血管が収縮して自律神経が乱れる

実は寒暖差アレルギーには血管の収縮が大きく関係しています。

 

わたしたちの血管は、寒いと縮まり暖かいと広がるという動きをします。

気温差が激しいと、この血管の収縮がうまく対応できずに狂ってしまうのです。

 

寒くて血管が縮んでいる状態から急に暖かくなると、鼻の粘膜を流れる血管が急に刺激されて膨張し、鼻水が垂れたりするというしくみ。

 

鼻に限らず、気温差が引き起こす血管の収縮は自律神経にも影響を及ぼします。

 

交感神経が働くと体が緊張して血管が縮み、体温が下がっていきます。

反対に、副交感神経はリラックスしている時に作用するもので、血管は広がり体はポカポカしてきます。

 

急激な気温の変化という外的要因が、これらの自律神経を強制的に操作して血管が収縮させ、乱してしまうのです。

 

風邪や花粉症に似てるけれど違う症状

寒暖差アレルギーと呼ばれる血管運動性鼻炎は、どんな症状でしょうか。

 

くしゃみ・鼻水・鼻づまり

一番わかりやすいのは、この3つです。

 

サラサラした鼻水がスーっと鼻から垂れてくる。

その鼻水が止まらなくて結果的に鼻がつまる。

これらがどれくらい酷いかは個人差がありますが、鼻がムズムズしてくしゃみが出たりもするでしょう。

 

じんましんなどの皮膚の痒み

赤いポツポツした湿疹ができて急に痒くてたまらなくなります。

湿疹は出ずに痒みに襲われる場合もあるようです。

 

もともと、何かの食べ物や化学物質などにアレルギーを持っていてそれが原因でじんましんが出てしまう人もたくさんいるのですが、

そういったものに特に心当たりが無い人は寒暖差によるじんましんも疑ってみてください。

 

寒いところから暖かい状況に行くと、急に血管が膨張して血の巡りが良くなる。それがこのじんましんの原因です。

 

倦怠感・イライラ

血管の収縮が起きて自律神経を乱していくと、何もやる気が起きなくなってなんとなく体が重くなったり、逆に極度の緊張状態になって些細なことでイライラしてしまいます。

 

自律神経が乱れると心も体も不調になり、さらに酷くなればうつ病の原因にもなり得るので注意が必要です。

急によくわからない不安感が襲ってきたり、かと思えば今度はハイな気分になったり怒りっぽくなったり…

 

これも寒暖差が引き起こしているとも考えられます。

 

風邪や花粉症との違い

寒暖差アレルギーの症状は、風邪や花粉症の症状とよく似ています。

風邪かと思って薬を飲んだり、花粉症かと思って病院に行ったら、実はアレルギーによるものだったということもしばしばあります。

もちろん鼻水や鼻づまりは薬を飲むことで抑えることができますが、風邪・花粉症と寒暖差アレルギーの違いも覚えておきましょう。

 

風邪との違いは鼻水の色。それから熱です。

風邪を引いたとき鼻水は少し黄色っぽくて粘度もあります(ねばっこい)。

しかし寒暖差アレルギーで出る鼻水は無色透明の比較的サラサラしたものであることが多いです。

そして熱も出ません。

 

花粉症との違いは、目が痒くないこと。

(しかし、目にも血管は通っているので絶対に痒くないということではないことは知っておきましょう。)

春先になると朝の天気予報で花粉情報を教えてくれるが、花粉の飛散が少ない日でも鼻水がでるならば寒暖差によるものかもしれません。

もし判断がつきにくいのならば、医療機関でアレルギーテストをしてみるといいですよ。

花粉症であれば、スギやヒノキでアレルギー反応が出るでしょう。

そうでなければ寒暖差によるものかもしれません。 

 

アレルギーの予防・対処方法は?

気温の変化はわたしたちには操作できないので、生活の中で工夫することで寒暖差アレルギーに備えましょう。

 

適度な運動をして筋力をつけよう

血管の伸縮や自律神経を整えるのには適度な運動をするとよいと言われています。

キツいスポーツでなくてもかまいません。

 

普段まったく運動をしない人はそもそも体の筋肉が衰えがちです。

筋力をアップさせると基礎代謝が上がり、体の熱を上手に保つことができるようになっていきますよ。

血管も筋肉でできているからです。

 

自宅で簡単にストレッチをしたり、軽く筋トレをしたりするだけで随分効果は変わってきます。

 

寒暖差アレルギーの対処というだけでなく、健康的な体をつくるにもある程度の筋力はあったほうがお得です。

ストレッチで体を柔らかく!しなやか美ボディに変化させる方法」を参考に、まずは身体を柔らかくすることから始めてみましょう。

 

しっかり睡眠を取って血流を良くしよう

睡眠不足になると色々な障害が起きますね。

集中力の低下や慢性疲労、それらと共に血流も悪くなってしまいます。

質の良い睡眠も、健康的な体を維持するためにはとても大切なことです。

 

人間は寝ている間に体を休めるだけではなく、血液も作っています。

しっかり寝ることで新しい新鮮な血液を作って体中に送り出してあげなければなりません。

 

正しい食事で体温を調節しよう

食事も自律神経を整えるために大切なことです。

食べるものによって体を温めたり冷やしたりすることができます。

 

気温が低い日は体を温める食べ物を、気温が高い日には体を冷やしてくれる食べ物を。

 

体を温める食べ物の代表は、ご存知しょうがや辛いものがお手軽だし、ネギやカボチャなど。

逆に冷やすものは、コーヒーや葉物の野菜、トマト、豚肉など。

 

暑い・寒い両方に対応できる服選びをしよう

もちろん普段着る服で調節もできますね。

 

寒い日や風が強い日はマフラーや手袋などの小物で””を守って、体の熱を保ってあげましょう

寒いからといって厚着をし過ぎると、建物に入ったときには汗ばんでしまったりするので、脱ぎ着でうまく調節できる服装にすることが大切です。

 

気温が高くて厚い夏でも、冷房対策にさっと羽織るものを一枚持っていると大変便利です。

外の気温の変化は春や秋が大きいけれど、夏も冬も室内と屋外では急に温度が変わりますものね。

 

ファッション小物を上手に使って、寒さにも暑さにも対応できるようにして自律神経を乱さないように気をつけたいですね。

 

一年中起きる寒暖差アレルギーは自律神経を整えて対策を

まとめです。

だんだんと暖かくなってくる春先は、その日ごとの気温だけではなく朝晩の気温差も特に大きくなります。

春は花粉症の季節でもあるので、鼻水の原因が何であるかはなかなか判断しにくいかもしれません。

 

そして、春だけではなく冷房や暖房によって、寒暖差アレルギーは一年中起こるということを頭の片隅にしまっておいて、上手に気温の激動に順応できる体をつくっていきましょう。

 

気温差というストレスが寒暖差アレルギーの引き金

春先に限らず、気温や室温の変化によって自律神経は乱れがちです。

風邪でもないし、花粉症でもない寒暖差アレルギーが起きるのは、忙しい現代人の特徴なのかもしれません。

 

激しい気温差によって血管の収縮が狂い、自律神経が乱れ体や心の不調に悩まされてしまうのです。

 

季節の変わり目こそ正しい生活習慣を

季節の変わり目は多くの人が体調を崩してしまいます。

そんな時期だからこそ、乱れた生活習慣を見直す必要があるのです。

 

  • 適度な運動で筋力アップして体温の調節をできるようにして
  • 質の良い睡眠をしっかり取って新鮮な血液を全身にめぐらせて
  • 体温を調節する食べ物で寒さや暑さを少しでも和らげ
  • 補いきれない気温の変化はファッションで調節する

 

これらを心がけて、寒暖差アレルギーという名の自律神経の乱れを整えて、1年中元気でいられる体を手に入れましょう。