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ダイビングとオーガニックで美しい人生を送るブログ

「ダイビングって怖い…でもやってみたい!」そんな人が知っておきたいダイバーの基礎知識

「ダイビングには興味があるけれど、やっぱり怖い」という人も多いと思います。

どうして怖いかといえば、それは日常とはかけ離れた『海』という環境が未知の世界だからでしょう。

 

何事も情報を知らなければ怖いもの。

この記事ではダイビングを趣味としている人ならば知っている基本の知識をご紹介します。

 

ダイバーなら当然知っている事でも、これから始めようと思っている人にはわかりませんよね。

ダイビングを始める前にあらかじめダイバー知識を知ることで、「ダイビングは怖くない!」「これだけは知っておいて損はしない」という安心感が生まれます。

沖縄 慶良間の海

海の中は美しい

常に呼吸ができるので苦しくない

ダイビングは水泳やシュノーケリングとは少し異なります。

その最も大きな違いは「普通に呼吸ができる」ということでしょう。

 

口にくわえたレギュレーターという器材のおかげで、陸上と同じ様に息を吸ったり吐いたりできるのです。とっても簡単。

水泳は顔を水面に出さなければ呼吸が出来ませんし、シュノーケリングも時に波を被って水を飲んでしまうこともあります。

 

しかしダイビングは大丈夫。

至って普通に呼吸してください。

さらに言えば「シューー・・・・コポコポコポコ…」と海の中で聞こえてくる呼吸音はリラックス効果もあります。

 

BCDという器材のお陰でカナヅチにならない

BCDは浮力を調節する器材。BCDの中の空気を自分で調節することによって、海底に沈んでしまったり水面に浮いてしまって潜っていけないということを解消します。

 

「海は沈むのが怖い」という人が多いんですね。

小さい頃に学校のプールで上手に泳げなくて溺れそうになったことがあるのかもしれません。

でも大丈夫。ダイビングは「沈みもせず、浮きもしない」スポーツなのです。

 

フィン(足ひれ)を使うので泳げない人もスイスイ泳げる

泳げない、水泳に自信がないという人のもう1つの悩みは、

「どんなに頑張ってバタ足をしても前に進まない」ということではないでしょうか?

 

これも安心してください。

ダイビングはフィン(足ひれ)を必ず付けますのできちんと前に進みます

脚力が弱いご高齢の方でも楽しむことができるんです。

そもそもダイビングはあまり早く泳ぐ事はしません。「海の中を漂う」という感じかな。

 

ダイビングは真冬でもドライスーツで潜ることができる

それから季節のお話。

「ダイビングは真夏のスポーツ」と思われがちですが、実は真冬だって潜ることができるんです。

ビキニではとても泳げないような海水温が冷たい季節でも、体を濡らさずに服の上から切るドライスーツを着れば、寒さを感じずにダイビングすることが出来ます。

それから、ダイビングを始めるなら気温が肌寒くなってきた頃の方がオススメです。

なぜならシーズンを外れると人が少なくて空いているからです。

 

真夏の海はどこへ行ってもたくさんの人で賑わっていますが、秋~冬に海にいるのはダイバーだけ。

しかも夏しか潜らないダイバーもいますので比較的空いており、インストラクターさんとマンツーマン講習を受けることもできるかも。

 

ダイバーなら必ず知っておくべき海の知識

ダイビングも正しい知識を理解しておけば決して怖いスポーツではありません。

ここからは、「ダイビングのライセンス取得を申し込んだ!」という方が覚えておきたい知識です。

 

ダイビングは急浮上禁止!減圧症にならないために

急浮上は減圧症になりかねない

水面に向かってゆっくりと浮上する

ダイビング中、海中から水面に向かって急に浮上することは厳禁です。

これは減圧症(げんあつしょう)のリスクが高まるからですが、詳しいことはライセンス講習の時にしっかりお勉強してくださいね。

 

40分~1時間ほどのダイビングタイムを終えて浮上する時は『1分間に18メートル以下のスピード』が鉄則です。

これはもう、超ゆっくりです。本当に水面に向かって浮いてるの?と思うほどゆっくりです。

 

例えパニックになってしまっても「急いで海面に向かって浮上してはダメ」と覚えておいてくださいね。

 

海の生き物に触ってはいけない

わたしが初めてダイビングをした時、触ってはいけないということを知らずにウミガメに手を伸ばしたら、インストラクターさんに全力で阻止されて後で怒られました(苦笑)

 

海水以外のものに触らない』と覚えておきましょう。

とは言っても岩場に捕まったり砂地に着底することは大丈夫。

 

わたしたちは普段、犬や猫などの動物を撫でて可愛がりますね。

しかし海の中の生き物たちには触ってはいけません。

 

ウミガメ、色とりどりのお魚、エビ、海藻、サンゴ…

つい触れてみたくなるのですが、それが海の生態系を壊しかねない行為であることを知ってください。

サンゴに触れないで

サンゴは岩じゃない。生き物。

沖縄など温かい地域のリゾートの海は美しいサンゴ礁が広がっています。

一見するとただの岩の様に見えるサンゴも生き物なのです。自分で体を動かすことはできません。

そしてその見た目よりも、とてももろいのです。

 

「他の人も触っているから、わたしもちょっとだけ」ちょっともダメです。

 

本当に海を大切に思うあなたは、触らないでそっと見守るだけにしましょうね。

 

船に乗っていなくても酔うし、乗り物酔いに強い人も酔う

波や潮の流れに酔います。

ダイビングのフィールドは海という慣れない環境。きっと不安や緊張はどんなダイバーさんも心のどこかに抱いています。

だからこそ、ベテランダイバーさんも酔い止めを飲みます

 

「船には乗らないから大丈夫」

「車酔いはしないから大丈夫」

そんな人ほど酔います(笑)

 

今まで乗り物酔いをしたことがない人も、ダイビングの日は酔い止めを飲んで備えてくださいね。

ダイバーや海の仕事に従事する人は知らない人がいないであろう酔い止めです。

ダイビング当日の朝、これを1錠飲んでおけばその日は乗り物や波、潮の流れに酔わずに快適に過ごすことが出来ます。

せっかくのダイビングですから、酔って気持ち悪くて全然楽しめなかったなんて思いはしたくないですよね。