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ダイビング潜行のコツ|初心者さんでも沈みやすくなる方法

ダイビングで海へエントリーして海面から海中にいざ潜行!という時になかなか沈めないということ、ありませんか?

 

わたしがダイビングを初めた頃は、同じチームのダイバーさんたちはすんなり潜っていくのに、わたしだけプカプカ浮いたままでかなり焦っていました。

 

しかしちょっとしたコツを掴めば初心者だってベテラン顔負けで潜行することができるようになります。

今回はそのちょっとしたコツをご紹介したいと思います。

 

潜行時のコツその壱:息を吐きながら排気ボタンを押す

これはコツというより、大前提です。

ダイビングは「息を吸う=肺に空気が入る=浮く」という方程式が成り立っているので、まずは肺の中の空気を外に出してあげなければ沈んでいきません。

 

ですが、これが頭ではわかっていても実際に海にいると、できないんですよねぇ!

それはなぜか?

「周りのダイバーさんがみんなどんどん潜行(潜って)いくのに、自分だけ沈めない!どうしよう!やばい!急がなきゃ!」

焦ってしまうからです。

 

人間は焦ると冷静な判断ができなくなる生き物。

チームのダイバーさんたちは、あなたがうまく潜行できずにモタついていてもイライラしていませんので安心してください。

 

「やば、焦ってるな」と感じたら、まずは心を落ち着かせて深呼吸。

それから息を吐きながらインフレーターホースの排気ボタンを押せば、ゆっくり沈めます。

もちろんインフレーターホースは頭上に高らかに挙げてくださいね。

 

潜行時のコツその弐:1回水上に向かってフィンキックしてみる

これはどういうことかと言いますと、潜行する前、顔だけ水面に出して、体は縦になっていますよね。(立っている姿勢と同じということ)

その時に、1回だけフィンキックをして胸のあたりまで水面上に出て勢いをつけるのです。

潜行のコツ1

潜行のコツ 1回フィンキックして水上に体を出す

伝わりますでしょうか?潜るための助走をつけるようなイメージです。

そして体が沈み始めたら息を吐いて、排気ボタンです。

この時もインフレーターホースは頭上に高らかに挙げましょう(2回目)

 

ちなみにこの方法、『スキルアップ寺子屋』という本で学んで実践してみた方法です。

ダイビング雑誌『マリンダイビング』の編集部の方が執筆された本ですが、イラストも入ってとても読みやすく、役立つことがたくさん詰まっています。

ぜひ読んでみてください。おすすめ。

 

潜行時のコツその参:ヘッドファーストで潜る

これは半ば強制的に潜る感じですね。

要は、頭を下に向けてフィンキックで潜る方法です。(コツではない)

船の上からエントリーする時や、ベテランダイバーさんもよくやる方法ですね。

 

ただし初心者さんは耳抜きに注意してください。

フィンキックで潜る場合、普通に潜行するよりもスピードが早いので水圧を受けやすいです。

耳抜きが追いつかないと、耳を痛めますのでこまめに耳抜きしてください。

 

番外編:ウェットスーツが新品だと潜りにくい

ウェットスーツ自体にも浮力があります。海やプールにスーツだけ浮かべればわかると思います。

特に空気をたっぷり含んだ新品のウェットスーツはなかなか沈みにくい

 

もしウェットスーツを新調したら、ダイビングに出かける前に1度お風呂で水に慣れさせてあげると良いですよ。

ウェットスーツの洗い方|環境に優しい!専用ヤシ洗剤で罪悪感知らずを参考にしてみてください。自宅のお風呂での洗い方を紹介しています。

 

まとめ:潜行は焦らず、勢いをつけて、息を吐けば沈む

まずは『焦らないこと

同じチームのダイバーさんたちはあなたを急かしたりしませんよ。先に潜ったら各々勝手に海の中を眺めたりしているものです。

 

ガイドさんの「行きましょう♪」サインがでるまではみんな近くにいるから安心してくださいね。

もしも潜行が不安なら、エントリーする前にみんなに伝えておくと良いでしょう。

フィン先を少し引っ張ってもらうなど、お手伝いをお願いしてもいいと思います。

 

潜るための助走をつける』のも良い方法です。

フィンキックして体を浮かせてから、息を吐いて沈む。

もちろんこの時も焦りは禁物です。耳抜きも忘れずに。

 

それでも潜れないなぁというときは『ヘッドファースト』で下向きに泳ぎましょう。

慣れればこちらの方が簡単かもしれません。

潜行の速度が早くなりますので、耳抜きは痛くなる前にこまめに行なってくださいね。

 

周りのダイバーさんの協力を仰いだり、ガイドさんに伝えておくことも大切です。

さあ!体が沈んだら楽しいダイブタイムのスタートです♪