ダイビングBCDのおすすめの選び方【初心者向け|リブレーターシグマ2の良いところ】
「ダイビングの器材はいつもレンタルしているけれど、そろそろ自分のBCDがほしいな」
そう思った時、どんなBCDを購入すればよいのか迷ってしまいますよね。
この記事の写真で登場するのは TUSA リブレーター・シグマⅡ Sサイズ(重器材と言えばBCD|ダイビング重器材を購入するメリット・デメリット ) です。
これはわたしが実際に使っているBCDで、「ここが使いやすい!便利!」というところを書いていきますよ。
初めてマイBCDを購入したいと考えている人が選ぶポイントにするべき『ちょっとしたことだけれどあってよかったBCDの機能』も合わせてご紹介します。
- サイズ選びを失敗しない為に|店舗でのBCDの試着の仕方
- ショルダーストラップ部分のDカンでカメラや指示棒の紛失防止
- 背中側右下の排気口は必須
- 漂流した時、笛の音で命が助かる可能性が上がる
- インフレーターホースを引っ張って排気できる
- まとめ|本番さながらに試着して信頼できるBCDを選ぼう
サイズ選びを失敗しない為に|店舗でのBCDの試着の仕方
まず、ウェットスーツを選ぶ時と同じ様に、BCDも自分の体の大きさにピッタリ合ったサイズを選ぶことがとても大切です。
ジャストサイズがどれなのかを知るためには、実際にダイビング器材を取り扱うショップに出向いて試着してみるのが1番です。
実際に色々なメーカーのBCDのを見て、背負ってみて、ピッタリサイズのBCDのを探してみましょう。
もしわからなければ、店員さんに遠慮せずにどんどん質問しましょう。
(店員さんに聞いたら必ず買わなければいけない、と思う必要は全くありませんよ。)
試着する時のポイント:ショルダーストラップ・アジャスター類は全て締めて調整する
海にエントリーする直前と同じ様に、ストラップやアジャスターなどを全て調節します。
ウエスト部分のマジックテープ、胸のところのアジャスターバックルも緩すぎず、きつすぎない程度に締めます。
「フィット感、と言ってもよくわからない…」
ですよね。これはもう、感覚ですが
ストラップやアジャスターを全て調節して、体を揺すってみてぶかぶかしなければOKです。
サイズが大きすぎるとお尻の方までBCDがかかったり、逆に小さすぎると肩幅が妙に狭かったり。
と、なんとなく違和感がある場合は違うサイズも試着してみましょう。
ショルダーストラップ部分のDカンでカメラや指示棒の紛失防止
わたしのBCD(TUSA リブレーター・シグマⅡ)には右のショルダーストラップ上部に金属の大きなDカンが付いています。
これがとっても便利です。
わたしは指示棒やTG-5(コンパクトデジカメ)を取りつけています。
ここに取りつけておけば、海の中でうっかり手を離してしまっても紛失する心配がありません。
これは前身頃の下部分にあるDカンです。こちらはプラスチック製で小さめです。
ゲージホルダーを付けています。これは、オクトパスや残圧ゲージがブラブラして引きずられるのを防止するためのものです。
背中側右下の排気口は必須
背中 右下(右腰の部分)の排気レバー、あるのとないのでは大違いです。
これが活躍するのは、泳いでいる時とBCDを洗う時。
泳いでいる時は体が水面と平行になっています。しかし時に海底方向に潜っていきたい時もありますね。
その時にこの排気口があることで、よりBCD内の空気を排気しやすくなります。
(空気は水面方向に逃げますから、海底に潜る時この部分は水面方向に向いています。)
それからBCDを洗う時。
洗う時にこの排気口は下(地面の方)を向いています。つまりこのレバーを引っ張れば、BCD内に溜まっている水が出しやすくなるんですね。
漂流した時、笛の音で命が助かる可能性が上がる
ショルダーストラップを連結するように付いているチェストストラップ。
ここに笛が付いているのが個人的に良いなというポイントです。
これは、もしダイビング中に漂流(遭難)した時に音が出せることによって命が助かる可能性が上がるからです。
ニュースや映画などでなんとなくイメージが湧く方もいるかと思うのですが、
海での遭難者を見つけることは非常に困難です。
ですがこの笛があることで、大声を出さずに音を出すことが出来ますね。
ということは、救助隊がこの音に気づいてくれるかもしれないということです。
大声を出すと体力が消耗します。笛ならば、喉が潰れるよりはマシです。
インフレーターホースを引っ張って排気できる
どんなBCDにも排気ボタンは必ず付いていますが、さらにインフレーターホースを引張ることで排気できるタイプがオススメです。
(この機能はほとんどのBCDがあるような気もしますが。)
わたしがオープンウォーターライセンスを取得した時はレンタル器材を使用したのですが、そのBCDには引っ張って排気する機能は付いていないものでした。
別になくても良いのですが、自分のBCDを購入して初めて使った時「ホース引っ張って排気って超便利!!」と感じました。
これは実際にやってみないとなかなかイメージが湧かないかもしれませんね。
本来はインフレーターホースは水面方向に向けて排気ボタンを押してBCD内の空気を抜きます。この体制が結構キツイ。
ですがホースを引っ張れば排気できるということは、わざわざ体を縦にして起こさなくてよいのです。
まとめ|本番さながらに試着して信頼できるBCDを選ぼう
店舗で試着して、その場で気に入ったBCDのがあれば、購入しても良いでしょう。
レギュレーター、残圧ゲージ、オクトパスなどセットで購入を考えていると伝えれば、値引きしてくれる場合もありますよ。
もちろん試着するだけし倒して、購入しなくたって良いんです。
決して安いお買い物ではありませんので、じっくり考えると伝えれば店員さんもわかってくれます。
実店舗の雰囲気も、器材を選ぶ際のポイント。
無理やり買わなければならない空気のお店は(個人的な意見ですが)嫌です。
東京にある比較的大きなダイビングショップは『mic21(エムアイシー)』さんと『AQROS(アクロス)』さんの2つですが、個人的にはAQROSさん(池袋店)に良くお邪魔します。
BCDもAQROSさんで購入しました。ネットショップもあります。
店員さんはあまりガツガツしておらず、「色々教えてあげたから買ってよ!」みたいな空気ではありません。
とっても感じの良い店員さんが多いです(^^)♪
その場で購入しなくても、サイズやフィット感を試着して把握しておけば、
1度よく考えた後でインターネットで購入するという手段もありですよ。