嫌われる勇気|対人関係で悩んだら読む本【書籍紹介】
「わたしは嫌われるのが怖い」
そう言葉にしたのがこの本を読むきっかけでした。
いつも他人の顔色を伺い、相手の気持ちを逆なでしないように
『いい子』でいること。
それは、「生きづらい」と感じる最も大きな理由です。
- 悩みはすべて対人関係
- 生きづらいのは他人の問題に踏み込んでいるから
- □□するために、〇〇してきた
【嫌われる勇気 岸見一郎/古賀史健 著】は
アドラー心理学を議論する哲人と青年の2人が主人公。
会話形式で書かれた書籍です。
自分は変わることができる。
自分が変われば周りも変わる。
アドラー心理学 グサッと刺さる考え方【ネタバレ注意】
アドラーの心理学は、『全ての悩みは対人関係の中にある』としています。
この本を読み進めながら、気になったポイントをTwitterでつぶやいていました。
【課題の分離】この問題はわたしの問題か?他人の問題か?
例えば、
子供が学校から帰ってきてゲームばかりやっている。
いつまで経っても机に向かおうとせず、いい加減こちらもイライラしてきた。
「勉強しなさいよ!」
「あなたの為を思って言っているんだよ」
しかしアドラー的に考えると、
『子供が勉強するか、しないか』ということは『子供の問題であって、わたしの問題ではない』
と。
他人の課題はわたしには解決できないと考えます。
それじゃ元も子もないじゃないか!と思いますよね、普通。
そこで
備忘録
— だりあ(海に潜るブロガー) (@da_coralbeauty) 2018年8月10日
差し伸べれば手が届く、
けれど相手の領域には踏み込まない
ということです。
わたしにできることは、
『相手が何をしているかを知った上で、見守る』
『口出しはしない、でもいつでも援助する準備はできているよ』
と伝えること。
備忘録
— だりあ(海に潜るブロガー) (@da_coralbeauty) 2018年8月9日
「馬を水辺に連れて行くことはできるが、水を飲ませることはできない」#アドラー心理学
馬が水を飲むかどうかは、馬の問題。
強制的に飲ませることは出来ない。ということを理解しておく必要があるのですね。
【目的論】〇〇だから、わたしはこうなった!→それはちがう
アドラーの考え方は、
「過去に〇〇だったから、今のわたしは□□なのだ」
ということを否定しています。
ではどう考えるというのか。
「今わたしは□□するために、過去に〇〇をしたのだ」
です。
…ここはちょっと難しかった。
再び例え話を。
とある県立高校出身の女の子。
その高校は、東大の合格者を毎年何人も輩出する優秀な進学校でした。
同級生は国立・私立の超有名大学を卒業し、それぞれ素晴らしい人生を歩んでいる。
しかし彼女は今、定職に就いてはいるものの、キャリアを掴むことができる立場ではありません。
それはなぜか。
「高校時代に真面目に勉強せず、進学校だったにも関わらず大学に進学しなかったから」
でしょうか?
逆です。
『彼女が自由で責任の重くない仕事をするために、高校時代に勉強するのをやめる という選択をした』
ということになります。
これが、『アドラーの唱える目的論』です。
この例え話の結末を少し。
高校時代に勉強せず、大学にも行かずにキャリアを掴まない仕事をしている彼女は今、
不幸せなのか?後悔しているのか?
仕事に置ける地位は重要ではないと思っているし、
重たい責任を負わずにフットワーク軽く生きることを楽しんでいるし、
そのお陰で新しい出逢いがあったり、今まで知らなかった世界を歩き出しています。
不幸せだと思ったことは無いし、
今までのことを後悔したりもしていません。(^ω^)
アドラー心理学、感想はまだ続きます
すこし長くなりそうなので、記事を追記しながら書きたいと思います。
【嫌われる勇気】の序盤で衝撃を受けたことは、
- 「他人の問題はわたしには解決できない」のに、わたしの思い通りになってほしいと思って悩んだりする
- 「目的のために、その決断をしてきた」ということ。
正直、難しいです。
1回読んだだけでは全然理解するまでに至っていません。
そしてこの記事で書いたことはほんの序盤…
興味深い本と出会いました。
人間関係で悩んでいる人は、手にとってみてください。
ドラマにもなっているみたいですね(^^)