恋愛共依存の特徴|頼ることと支配されることは違う
好きなのにつらい…
これは恋をすれば誰もが経験すること。
でもちょっと待ってください。相手の行動や言動に過剰に反応してしまって、依存していないでしょうか。
「わたしの予定はあなたの予定」
「傷つく言葉を言われたけど、いつもは優しいから」
あなたがもし、こんな風に考えていたら要注意です。
つらい恋愛をしているのなら、それは共依存しているのかもしれません。
恋愛共依存しているカップルは、お互いに相手を頼りきっています。
そして当の本人たちは依存していることになかなか気づけません。
あるいは、薄々気づいてはいるけれど離れられない。
一見、パートナーを頼るということはいたって普通のことのように思えるでしょう。
だから怖いのです。
知らず知らずのうちに「頼ること」が「相手を自分の思い通りに支配する」ことに変わっていく…
そんなつらい恋愛から、抜け出したくないですか?
恋愛は楽しいものです。そしてお互いが成長できる関係でいることが健全な恋愛ではないでしょうか。
彼氏最優先なあなたの共依存度チェック
共依存とは「愛情という名の支配」である
引用:Wikipedia
あなたの恋はピュアですか。
共依存しているカップルは、決して子供のころのような甘酸っぱい恋愛をしているとは言えません。
はたから見たらうまくいっているように見えるので、なかなか気づいてもらうことは難しいです。
ねじれた愛情によって共依存してしまう人の特徴をいくつか挙げます。
当てはまることがあったら、あなた(もしくはあなたたち)が共依存している可能性がとても高いです。
あなたのために尽くします
「髪型や服装を彼の好みにチェンジ。きっと喜んでくれるだろうな♪」
「毎日仕事で疲れて帰ってくる彼のために、毎日おいしいご飯を作らなくちゃ♪」
「友達と予定が入ってたけれど、久々に彼に出掛けようって言われたからデート優先にしよ♪」
どうでしょう。こんな風に考えてはいませんか。
共通することは、「彼が喜ぶことは何でもしてあげよう」という気持ちがあるということです。
厄介なのは、こう考えている時はおそらくあなたは楽しいということです。
嫌われたらどうしよう…感情は抑える
「彼が酔っ払って帰ってくるのが本当は嫌なんだけど、たまには彼もストレス発散したいよね。」
「彼と私の意見が違うときもあるけど、彼に合わせておけば心配ない♪」
この2つは、あなたの感情は彼には伝わっていません。あなたが言葉にせずに我慢していますね。
自分が何か発言することで、彼の機嫌を損ねたらどうしよう。
嫌われたらどうしよう。
うざがられたらどうしよう。
こんな不安を抱えているとしたら、あなたは彼に依存していると言えそうです。
彼氏の感情とシンクロしたい
彼「会社の上司がクソでさあ、ほんと仕事行く気にならないわ」
あなた「まじ?その人サイテーだね。そんな人について行く必要なくない?」
彼の上司はどんな風にクソなんでしょう。理由は聞いてみましたか?
理由も聞かずに彼の言葉を鵜呑みにしていないだろうか?
あるいは、
彼「今日は家から出るのめんどくさい」
あなた「そうだね、そんな日もあるよね~今日は家でゆっくりしようか」
あなたの本音(ほんとはお買い物行きたかったけどしょうがないか)
もちろんたまの休日はのんびりしたいという気持ちはみんなが持っていますよね。
でも彼の感情に、(半ば無理やり)あなたも合わせていませんか。
彼が怒っている時はあなたも怒る。
めんどくさいときはあなたもめんどくさい。
彼の感情はあなたの感情なのでしょうか。
常に彼とシンクロしようとしていないでしょうか。
彼氏をコントロールしたい
「絶対彼に似合うから、こういう服買ってきたよ♪」
とか、
(彼が何か夢や目標を追いかけようとしているとして、)
「それを目指してもきっとなれないよ。わたしが面倒みてあげるから大丈夫♪」
とか、
「わたしの期待を裏切るようなことはしないでね♪」
とか…
無意識のうちに、彼をあなた色に染めようとしていませんか。
過度な束縛と言い替えることもできます。
友達と疎遠になった
「最近○○ちゃんから連絡ないなあ。でも(わたしには)彼がいるし、まぁいいか♪」
「□□ちゃんは(わたしの)彼のことが嫌いみたい。ならもう遊ばなくていいや♪」
あんなに仲が良かったのに、彼と付き合いだしてから疎遠になった友達はいませんか。
もしくは彼のことを良く思っていなさそうな友達との関係を絶とうとしていませんか。
共依存の怖いところ
なぜ共依存が怖いかというと、自分では依存していると思っていないからです。
好きなんだからそれが当たり前じゃん。という状態になっています。
多くの人は、ある程度一緒に過ごす時間が増えてくると、あれ?なんかこの関係変だな?って思い始めるのですが、
上記で挙げたような共依存しがちなタイプの人は、その違和感に長い間気づけないことがかなり多いです。
恋は盲目…第三者の言うことは間違っている
「恋は盲目」とはまさに共依存カップルが陥っている状態そのものですね。
お互いの恋(という名の支配)に夢中になりすぎて、周りの意見は一切聞こえません。
聞こえていても、すべて間違っているように聞こえます。
親友の意見さえも鬱陶しく感じてしまいます。
完全に2人の世界に入り込んでしまって、何も見えない。何も聞こえない。
2人だけの世界を邪魔されたくない。
どんどん周りの世界から孤立していきます。
彼氏からもコントロールされている
そして、あなたが彼をコントロールしていないとしても
彼からコントロールされている可能性があります。
グイグイリードしてくれる男性はかっこいいですが、無意識のうちに実はあなたをコントロールしようとしているかもしれません。
「俺の女なんだから、ちゃんと毎日かわいくして。」
「俺についてくれば何も心配要らない。」
「俺が決めるから君は何もしなくていいんだよ。」
そんな言葉を言ってくる人は、確実に(あなたの意志とは関係なく)あなたをコントロールしようとしています。
それが意識的か、無意識なのかは関係ないことです。
一緒にいる時間が長ければ長いほど離れられない
一番の問題が、その関係が長ければ長いほど、共依存の無限ループから抜け出せないこと。
「これまでつらいことは何度も乗り越えてきたし」
と考えてしまって、ズルズルと一緒に居続けてしまいます。
「彼の優しい一面もたくさん知っているから、つらいことも乗り越えられる」と思い込んでしまうのです。
それを繰り返していくうちに、始めのころの楽しかった恋ではなく「苦しい、つらい恋」に変わっていきます。
負の無限ループによって、どんどんつらくなっていく。
そうなったらもう、楽しい恋愛には戻れません。
共依存を克服すると自分らしく生きるっていいなと思う
恋愛(夫婦間でもあり得る)における共依存は、2人を世界から孤立させていきます。
楽しいことも苦しいことも、パートナーとしか共有できない人生がいかに苦しいものであるか
当の本人たちはなかなか気づけません。
でも何かのきっかけであなたが「あれ?なんでこんなにつらいんだろう?」と疑問に思ったのなら、そこから抜け出せるチャンスです。
共依存を克服したら、あなたの人生はもう一度やり直せます。
自分の時間を過ごせることの幸せ
依存し合っていたパートナーと決別すれば、当然ひとりの時間がやってきます。
初めは寂しいと感じるかもしれないが、時間が経てば次第にそうも思わなくなるものです。
(女性は特に、早めに回復できるようになっています。)
自分で物事の決断していいんです。誰にも邪魔されません。
買い物に行きたいと思えばすぐに出掛けていいんです。
髪型を変えたいと思えばすぐにイメチェンしていいんです。
ゆっくりゲームをしたり、本を読んだり、仕事に打ち込んだり…
楽しみが増えますね。
「自分の時間を過ごせるということがこんなに幸せな時間なのか」と思えるようになりります。
気分が軽く、明るくなります。
会いたい友達と会える幸せ
彼の機嫌を損ねないように、友達とは会わない生活を送っているかもしれません。
だけど本当は、親友と仲直りしたいと心のどこかで思っているのではありませんか?
ひとりになって寂しかったら、すべてを話せる友達に会いに行っていいんです。
素直に「今までごめん」と伝えに行きましょう。
苦楽を共にしたかつての友達は、疎遠になっている間も心のどこかであなたを心配しているものです。
初めはギクシャクしてしまうかもしれませんが、また昔のように笑い合えるようになります。
友達は大事です。たった一人でもかまいません。
あなたのことを理解してくれる友達がいるということが、今後の人生でどれほどあなたを助けてくれるかは計り知れません。
自分のやりたいことにチャレンジできる幸せ
ひとりの時間を手に入れて、応援してくれる友達と再会したら
今度はあなたのやりたいことにチャレンジしてみませんか?
例えば旅行とか、あたらしい仕事とか、スポーツジムに行くとか英会話とか。
共依存している時は、やりたいけどできないことがたくさんあります。
彼の反応を伺わなければならないし、お金も時間も彼との共有物でしょう。
それらをあなただけのためには使えない状態ではありませんか。
でも克服した後は違うんです。
お金も時間も全てあなたのものになります。あなたが自由に使っていいんです。
共依存という支配から脱出して新しい人生を始めませんか。