耳抜きが上手くできないからといって絶対にやってはいけないこと
重い機材を背負っていざ、海中へエントリー。
ワクワクした気持ちでダイビング開始。
…しかし何かがおかしいな。
「ちょっと待って…!わたし、耳抜きがまだできてない!」
こんな風に焦ってしまったことはありませんか。
チームの先輩ダイバーさんたちは難なく水深を下げていくのに、自分は浅瀬で一生懸命耳抜き…。
耳抜きはダイビングの基本スキル。
「【耳抜きとは?】これからダイビングを始めるなら耳抜きの予習をしよう」
でもダイビングを初めたばかりの初心者ダイバーさんは、コツを掴むのに慣れが必要です。
慣れてくれば、あまり意識しなくても耳抜きが上手にできるようになっていくものです。
耳抜きがうまくできない時、ついやってしまいがちな2つのことを紹介します。
しかしこの2つのことはやってはいけません。
覚えておいてくださいね。
1、耳抜きができないまま我慢してダイビングを続ける
まず1つ目です。
耳が痛いのを我慢してはいけません。
耳抜きがうまくできなかったら、意地を張らずにガイドさんに知らせてください。
「せっかくダイビングしに来たのだから、潜らなければ意味がない!」
そう思う気持ちは痛いほどわかります。
数ヶ月前から旅行の計画を立てていたのならなおさら。
だけど、もし鼓膜が破れてしまったら?
耳の痛みというストレスが原因で、パニックになってしまったら?
そんな状況は、冷静な判断はきっとできません。
今後のダイビング人生を諦めたいですか?
何かあってからでは遅いのです。
耳抜きがうまくできるかは、体調も関係しているということを「【耳抜きができない】こんな原因が考えられます!全てはコンディションだった 」こちらの記事で紹介しました。
悔しいかもしれませんが、
いつもより耳抜きができない時は、潔くその日のダイビングを諦めましょう。
2、鼻をつまんで 頭に血がのぼるほど強く耳抜きする
2つ目です。
鼻をつまんで一生懸命耳抜きをしようとしている姿、よく見かけます。
鼻水を思いっきり「ちーん!!!」とかむような感じ。
「フンッッッッッッ!!!フンッッッッ!!!」
耳抜きができない、という焦りからついやっていまう行動なのですが、
これは逆に耳を損傷してしまう危険性があります。
鼻血が出てしまうこともあります。
ダイビング中に耳抜きができないと感じたら
焦る気持ちはとてもわかります。
しかし一旦冷静になって、少し水深を上げてみましょう。
それだけで嘘のように耳抜きできることが多いですよ。
初心者ダイバーさんが耳抜きをしようとするタイミングは、少し遅い場合が多いです。
耳の違和感(この時はまだ痛くない)を感じたら、その時に耳抜きをするようにクセをつけましょう。
痛くなってからでは抜きにくいのです。
痛くなる前(全然痛くない時)に耳抜きしてみてくださいね。