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マスクに水が入る!マスククリアのコツが分かればダイビングがもっと楽しくなる

ダイビング中にマスクに水が入ったら、「マスククリアをしましょう」とライセンス取得時に海洋実習で習いますね。

海洋実習での練習は、自分でわざとマスクに水を入れます。

このスキルを身に着けられなければライセンスは取得できない、と言っていいほど大切なスキルです。

 

しかし実際には、ライセンス講習ではできてもファンダイビング(ライセンス取得ではなく楽しむことが目的のダイビング)の時に上手くできずストレスを感じている人が多いような気がします。

 

この記事では、マスクに水が入ることに悩んでいるダイバーさんのために

  • ダイビング中にマスクに水が入るのはなぜか
  • マスクが自分に合っていないわけではない理由
  • マスククリアを上手にやるコツ

を紹介したいと思います。

 

マスクに水が入る原因

初めにお伝えしておきます。

インストラクターさんでもマスクに水入ってます。

 

ということで初心者ダイバーさんも安心してください。

ですが、入りまくるダイバーさんにはいくつか考えられる原因があります。

以下の2点です。

 

マスクのバンドがきつすぎる

マスクのバンド、きつすぎませんか?

…と言ってもどれくらいが『きつい』に該当するのか分かりにくいですよね。

マスクを装着した状態で目が横長になっていたらバンドがきつい証拠です。

 

わたしのアイコンイラストで説明しましょう。

正しいマスク装着時の目
きつすぎるマスク装着時の目

 

右側、ブサイクですねぇ~~~(笑)

マスクのバンドがきつすぎると、右のアイコンのように目が細長くなってしまいます。

写真映えもしませんね。

 

マスクのバンドがきついと、もちろんマスクは顔にフィットするのです。

しかしその状態では、ちょっとでもマスクの位置が動いた時に大量に海水が侵入してくるのです。

 

エントリーする前に、バディ(もしくはチームのダイバーさん)に目が細くないかチェックしてもらいましょうね。

マスクのバンドはきつく締めるものではなく、頭から外れて無くならないようにするためのセーフティーバンドと考えましょう。

 

ダイビング中の表情が豊かすぎ

無表情なクマノミ

ダイビングは様々な生き物に出会い、そのたびに感動するものです。

人間は感動すると表情が動きます。

 

しかしダイビング中に表情を動かすと、マスクに海水が侵入するのです。

表情筋が動くことで、マスクと顔との間にわずかな隙間ができます。そこから水が入ってくるのです。

 

表情が豊かな人はとても魅力的ですが、ダイビング中はなるべく無表情で感動しましょう(笑)

 

初めに購入したマスクがあなたの顔に合うマスク

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大量の海水がマスクに侵入してくる原因がわかったところで、いつもお世話になっているインストラクターさん(以下イントラさん)の言葉を紹介したいと思います。

このイントラさん、以前「慶良間でのダイビングはわたしの人生を変える旅だった話」でダイバーの心構えを説いてくれたベテランガイドダイバーさんです。

 

インストラクターさんに言われた言葉

イントラさん「合うマスクを探すんじゃなくて、あなたの顔をマスクに合わせるんだよ」

 

このイントラさん、ユーモアのセンスたっぷりのおちゃめな方です。

つまりどういうことかと言うと、先にお伝えした通り無表情でダイビングするということが言いたかったようです(笑)

 

マスクを購入する時、きっとダイビングショップで試着したことと思います。

ダイビングマスクはcocoloa!みんなに褒められる可愛いマスクの選び方

この記事で「マスクを選ぶ時には試着してみましょうね」ということを紹介しました。

 

おそらくその時、真顔で試着しませんでしたか?

そしてピッタリフィットしたから購入したはずです。

 

ということは、ダイビングの時も真顔でいればフィットしているということです。

 

隣の芝は青く見える?他のマスクが魅力的に見える病

隣の芝より自分の芝が素敵なんだ

1度ダイビングの器材を揃えると、

「あっちのモデルもいいな。こっちのデザインもかっこいいな。ちがうブランドのも欲しいな」

と目移りしてしまうものです。

(これをわたしは『隣の芝は青く見える現象』と呼んでいます。)

 

特にマスクに水が入ることに悩んでいるダイバーさんは、自分のマスクに原因があるのではないかと考えてしまいます。

 

確かに毎年新しく発売されるダイビング器材は、デザインはどんどんカッコよくなり、性能もどんどん良くなっていることでしょう。

そして新しい器材ってとっても魅力的に見えます。

 

しかし考えてみてください。

新しい車を数か月前に買ったばかりなのに、その後に同じ車の新しいモデルが発売されたからといって買い替えるでしょうか?

 

ダイビングマスクも器材も同じ事です。

隣の芝は青いかもしれませんが、あなたの家の芝も青々としているんです。

 

水が入った時 マスククリアのちょっとしたコツ

無表情・真顔でダイビングしろと言われても、やっぱり表情は動いてしまいますよね。

ということはやはり『マスククリア』をマスターして、マスクに海水が侵入した時に備えなければいけません。

 

マスクのバンドは緩い位がちょうどいい

まず大前提です。

マスクのバンドは緩めでOKなのです。

海の中に入れば水圧がかかりますので、バンドが緩くてもマスクは顔にピッタリフィットしてくれます。 

 

陸上でマスクを着脱する時に苦にならないくらいの締め具合にしておきましょう。

マスクの着脱をしやすくするために、マスクバンドカバーがあると便利です。

鼻から息を出してみて

ダイビング中は口呼吸です。

鼻はマスクで覆われているので空気は吸えません。

しかし吐くことはできます。

 

マスクに海水が入ってきたなと感じたら、鼻から息を出してみましょう。

これだけで少量の水ならば勝手にマスクの外に出ていきます。

 

「絶対に鼻から息を出してはいけない!」

と思っている初心者ダイバーさんもいらっしゃるかと思いますがこれは誤解です。

鼻から息を出さないとマスククリアできませんよ。

 

マスクを変えても水は入る

新しいマスク、欲しいですか?

きっとマスクを買い替えても水は入ります。

あんまり性能は変わらないと思います。

インストラクターさんも、よく見たらマスクに海水溜めて潜っています。

ですからマスクに水が入るのはあなただけではないのです。

 

【マスクに水が入る】のお悩み解決 まとめ

まとめです。

ベテランダイバーさんでもダイビングマスクに海水は入ります。

それでも快適に潜っているのは、マスクの装備とマスククリアにちょっとしたコツがあるからです。

 

マスクバンドは緩めでパッチリお目目で潜ろう

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マスクバンドは緩めにして、目がパッチリなままで潜りましょう。

目が横長に細くなっていないか、エントリー前に他のダイバーさんにチェックしてもらいましょうね!

 

何事も、『あそび』がないといけません。マスクバンドも『あそび』を持たせましょう。

なるべく表情筋を動かさないように潜ろう

ダイビング中はなるべく無表情で潜りましょう。

そうすることによってマスクと顔にわずかな隙間ができにくくなり、海水も侵入しにくくなります。

 

こまめに鼻から息を出してマスククリアしよう

とはいっても海水は入るもの。

視界に水が入ってきたら、こまめに鼻から息を吐きましょう。

それでもマスクから水が出ていかなければ、1度泳ぐのを止めて落ち着いてから、

上(水面方向)を向いてもう1度マスククリアしてみましょう。

 

上手にマスククリアができれば、ダイビング中のストレスは格段に減ります。

ダイビングにストレスは禁物。

マスクを正しく装備して、より楽しいダイビングを楽しんでくださいね。

 

 

あっ、マスク自体が劣化などして壊れていないかもチェックしてくださいね!

 

 

www.delphis-blue.com