でるふぃすぶるー!

ダイビングとオーガニックで美しい人生を送るブログ

海水浴中に雷が聞こえたら?夕立?ゲリラ豪雨?すぐに避難を

「お盆を過ぎたら海水浴は注意が必要」

これは、夏の終わりによく起こる夕立やゲリラ豪雨も関係しています。

 

前回は、台風の発生についてご紹介しました。

 「お盆過ぎの海水浴は遠くの台風に注目!穏やかな海の見分け方

 

今回は、

夕立とゲリラ豪雨はなぜ起きるか』

海水浴中にお天気が急変したら、どこに避難すればいいのか』をご紹介したいと思います。

 

事故に遭ってからでは遅いのです。

お天気の急変にも慌てずに対応して、安全に楽しく海水浴を楽しみましょうね! 

海水浴 雷 ゲリラ豪雨に注意

 

夕立やゲリラ豪雨はなぜ起きる?

積乱雲 入道雲 は雷雨の兆し

夏の雲と言えば『積乱雲』。

この積乱雲が、夕立やゲリラ豪雨の原因です。

では、もくもくと高く立ち昇る積乱雲はどうしてできるのでしょうか?

 

積乱雲が出来上がるには条件があります。

  1. 地上の気温が高く、湿っている(湿度が高い)
  2. 偏西風に乗って冷たい空気が流れ込む
  3. 暖かく湿った空気と冷たい空気がぶつかる

 

積乱雲は、「大気の状態が不安定」な気象条件で発生しやすくなります。
「大気の状態が不安定」とは、上空に冷たい空気があり、地上には温められた空気の層がある状態です。
温かい空気は上へと昇り、冷たい空気は下へと降りようとするため対流が起きやすくなります。
地上付近の空気が湿っているときは、さらに大気の状態が不安定となり、積乱雲が発達しやすくなります。

引用元:気象庁 Japan Meteorological Agency

気象庁のホームページにはこのように書かれています。

 

遠い昔、小学校の理科の授業を復習してみましょう。

地上の暖かい空気は上空へ昇ろうとして、上空の冷たい空気は地上に降りてこようとする。(これが空気の対流です。)

そこで2種類の空気がぶつかり合って喧嘩しちゃうわけですね。

すると積乱雲ができあがるということです。

 

この積乱雲は水分をたっっっぷり含んでいます。

水分量が多すぎて、気体(雲)でいることができなくなり、雨(ときにはヒョウ)となるのですね。

 

 

雷が聞こえたらまず海から上がろう

雷が聞こえたらすぐ避難を

海水浴中、遠くの空で雷の音が聞こえたら…

積乱雲が近づいてきたら…

稲妻が見えたら…

あなたがいる場所が例え晴れていても、海から上がりましょう。

 

海の中にいると、時間を忘れます。

さっきまでピカピカの太陽だったのに、気づいたらどんより曇って冷たい風が吹いていた

なんてことはよくあることです。

 

そして、海水浴を楽しんでいるわたしたちの体は当然濡れています。

 

水は電気を通しやすい。

これも理科の授業で習いました。

つまりわたしたちの体は雷を浴びやすい状態になってしまっています。

体を拭いて、荷物をまとめて避難しましょうね。

 

ビーチから離れた建物の中に避難

頑丈な建物の中に避難

ビーチから離れた建物であることが大事です。

ビーチには海の家があると思います。

しかしその他の高い建物はありません。

 

つまり海の家に落雷するかもしれないということを覚えておいてください。

 

雷は高いところに落ちる。』です。

木の下や電柱の近くは危険です。それから、傘を射すのも危険です。

 

車の中に避難するのも正解

車内に避難もOK

海水浴ですから、遠方から車で来た場合もありますね。

ゲリラ豪雨は1時間ほどで止みますから、とりあえず車内に避難するのも有効です。

 

電気は金属を伝って地面に逃げる

自動車はこの原理を上手く利用して、雷対策がなされています。

ですが念には念を。ボディや金属部分には触れないようにしてくださいね。

オープンカーは危険ですので注意してください。

 

安全に海水浴を楽しむために、雷の知識を覚えておこうね

"安全にビーチでデートしよう

「まだ晴れているから大丈夫!」

「雷の音、遠いから大丈夫!」

「海の家にいるから大丈夫!」

 

この考えは危険です。

もしも晴れていても、雷が鳴ったらゲリラ豪雨が起きるかも

 

名残惜しくとも海から切り上げて、頑丈な建物や車の中に避難しましょうね。

早めの行動が、あなたや大切な人の身を守ります。