でるふぃすぶるー!

ダイビングとオーガニックで美しい人生を送るブログ

シュノーケリング事故にご注意!危険を回避して安全に海を楽しむための知識

シュノーケリングは特別なライセンスなどが必要なく、誰でも楽しめるマリンアクティビティ。

しかし一方で、危険と隣り合わせなスポーツでもあります。

 

その理由は、海という大自然を相手にしているからと言えるでしょう。

 

「泳ぎには自身があるから大丈夫!」

と油断してはいけません。

安全のための知識を備えておくことが何よりも大切です。

 

この記事では、『シュノーケリング安全に楽しむために知っておくべき○つのこと』をスキューバダイバーであるわたしの目線でお伝えしたいと思います。

シュノーケリング 安全対策

 

 

シュノーケリング中の水面事故はダイビングよりも多い

まず知っておいていただきたいことは、シュノーケリングでも危険が伴うということです。

夏になると毎年、海の事故のニュースが絶えません…

とても悲しいことです。

どうして事故が起こってしまうのでしょうか?

 

シュノーケリングは水面から海の中を楽しむアクティビティ。

『水面で』ということが1つのキーワード。

実は、ダイビングなどの水中よりも水面での事故のほうが多いのです。

 

その理由は、

  1. 水面の方が流れが起きやすい
  2. 風や波の影響を受けやすい
  3. 空気が吸えるので油断しやすい

といったことが挙げられます。

 

「水面だから呼吸できるし」「泳ぎには自身があるから」といった油断は大敵

海の状況は急変しやすいのです。

油断していると、些細なことでパニックに陥りやすいのです。

 

そして溺れてしまうのです。

 

これはダイビングの1番はじめのライセンス取得の際に学ぶ知識ですが、ダイビングだけではなくマリンスポーツ全てに言えること。

 

 

『離岸流』は絶対に知ってて!沖に流される引き潮の対処法

離岸流(りがんりゅう)』、聞いたことがありますか?

沖の方へ向かって流れる潮流のことです。

 

この離岸流、捕まってしまうといくら泳ぎに自身がある人でも逆らえません。

 

「あれ?ビーチがどんどん遠ざかっていく!もしかして流されてる!?」

そう感じたら離岸流に乗ってしまっている可能性が高いです。

 

しかし冷静になって、この記事のことを思い出してください。

離岸流に捕まったら、ビーチと平行に泳ぐ

 

とても大事なことなのでもう一度言います。

離岸流に捕まったら、ビーチに向かうのではなく平行に泳いでください。

 

そうすれば、離岸流から外れることができます。

離岸流は岸と平行に泳ぐ

図のように、離岸流は比較的狭い範囲で起きる潮流です。

流れから外れたら、ビーチに向かって戻ることができます。

 

焦って離岸流に逆らって泳ぐと体力を消耗してしまいます。

冷静に、ビーチと平行に泳ぎましょう。

 

ライフジャケットなどの浮力体が命を守る

浮力体(ライフジャケットやウェットスーツ、フロートなど)を身に着けている人が少ないように思えます。

シュノーケリングはフィン・マスク・シュノーケルを着けていますから、泳ぐことはできるのです。

しかし浮くことはできません。

 

スキューバダイビングの場合でも、ウェットスーツBCDフロートの3つの浮力体を装備して潜ります。

それほど、浮力体は大切なものなのです。

 

万が一、足がつったら?

万が一、少し高い波が起きたら?

 

きっと誰もが焦り、少なからずパニック状態になるでしょう。

そんな時に浮力体が命を助けてくれるのです。

 

「溺れている人を見つけたら、浮き具をまず投げる。」

これはビーチやプールの監視員をされる方なら必ず知っていることです。

 

シュノーケリングで最高に楽しい夏の思い出を作ろう

浮き輪 シュノーケル

まとめです。

シュノーケリングは、正しい知識と準備をすればとびきり素敵な夏の思い出になることでしょう。

 

そのためにも、

  1. 水面だからといって油断しない
  2. 離岸流は岸と平行に泳ぐ
  3. ライフジャケットを着用する

ということを覚えておいてくださいね♡