冬のダイビング専用 ドライスーツとは?インナーや着方を写真で紹介します
ダイビングは冬でもできるマリンスポーツ。
「え?あんなに冷たい海に入るの?大丈夫?」
とお思いの方も多いでしょう。
冬には冬の、ドライスーツというものがあるんです。
これのすごいところは、服を着たままスーツを着て、濡れないということ!
夏のウェットスーツは水着を着て全身ビチョビチョになりますが、ドライスーツは頭と手先が濡れるだけ。
とっても快適にダイビングをすることができます。
この記事では、実際にドライスーツを着るところを写真で紹介していきたいと思います。
ドライスーツってどんなスーツ?
わかりやすく言えば、完全防水のダイビングスーツとでも言いましょうか。
水温や気温が20度くらいになってくるとドライスーツの出番です。
もちろん夏でもドライスーツを着ることは可能ですが、とにかく暑すぎて汗かきまくるので着る人は殆どいません。
伊豆でしたら10月の中旬くらいから5月くらいまでと3シーズン(秋冬春)と着用期間も長いです。
ドライスーツの着方の写真を撮ってもらったよ!
チームのベテランダイバーさんにお願いして、ドライスーツを着る一部始終を写真に収めてもらいました。
ドライスーツのインナーは何を着るの?
まずはスタート地点。
ドライスーツの内側は、動きやすい洋服でOKです。11月、気温20度の小春日和の場合は、
- 保温インナー上下(ヒートテックなど)
- ハーフパンツ(ロングの方が良いかも)
- 速乾性のロングTシャツ
- ハイソックス
を着ました。
ドライスーツ用のインナーも売っていたりするのですが、わざわざ購入しなくても持っているもので代用できます。
スポーツ用のTシャツやインナーが相性バツグンです。
ダボダボすぎず、ピッタリすぎない服が良いでしょう。
もっと気温が下がってきたら、フリースのトップスやモコモコのズボン、靴下などで寒さ対策をします。
脇の下と腰、足裏にホッカイロを貼っても暖かいです。
※トップスのハイネックは水没の原因になるのでNGです。
ドライスーツの着方を解説!
片足ずつ履いていきます。スーツの上半身は折り返しておくと履きやすいですよ。
靴は脱いでくださいね。
両足履けたら、スーツの中でハーフパンツがまくり上がってしまっているので手を入れて直します。
今回初めてハーフパンツにしたのですが、この作業が面倒だったので「ロングパンツやレギンスで良さそうだな~」という感想です。
ロングパンツの場合は、靴下の中にズボンの裾を入れてしまえば捲れずにスーツを着ることができますよ(^o^)
スーツの内側にはショルダーストラップが付いています。肩に掛けましょう。
足を入れる時にストラップをまたいで履くと面倒なので注意してくださいね。
ストラップには長さ調節のアジャスターが付いていますが、緩めで大丈夫です。
次は両手です。スーツの先は、水没しないようにすぼまってキツくなっています。
手のひらを細くして入れてきます。ベビーパウダーなどで滑りを良くすると通しやすくなりますよ。
それからスーツの手首の部分はゴムで傷つきやすいです。爪などで引っ掻いてしまわぬよう充分注意してください。
さて、両腕が終わったら最後に頭です。髪の長い素敵女子は結っておきましょう。
スーツの首の部分も手首と同じゴムです。取扱い注意。ピアスなど引っかからないよう気をつけてくださいね。
このとき、首の部分はタートルネックのように外側に折り返しておきます。
その方が頭が通りやすいです。
頭が無事に入ったら、髪がスーツの首に巻き込まれていないかチェックします。
そして今度は内側に折り返します。
どちらも首から水が侵入しないようにするためです。
最後に、背中のチャックを閉めます。
このチャック、水没防止の為に硬めの設計になっています。
ベテランさんになれば1人で締める方もいますが、誰かに閉めてもらう方が早いです。
もしもチャックが硬すぎるなぁと感じたら、ロウを塗ると滑りが良くなり閉めやすくなりますよ。
テッテレー!
無事にドライスーツを着用することができました(^o^)!
これで海に入れば濡れずに快適です♪
ドライスーツ、案外汗かきます
ドライスーツを着る季節は10月中旬から、と前述しました。
気温が高いとこの一連の作業をやって着終わる頃には汗だくになっちゃいます。笑
11月でも汗かきましたので、日陰や涼しいところで着るのが良いですね。
それから、海の中を楽しんで上がった後、スーツを脱ぐと服が湿っていたりします。
これは水没ではなく汗なんです!
ダイビングって実はとっても汗をかくスポーツなんですねぇ(^^)
※明らかにビチャビチャに濡れている場合は水没ですのでスーツのメンテナンスをおすすめします(^^;)