ダイビングマスクが曇る?購入してすぐやるべき正しい油膜の落とし方
ダイビングやシュノーケルのマスク。
マイマスクを購入して、ルンルン気分で海へ行ったのに
「すぐ曇ってしまいとてもストレスだった!涙」
という声を良く聞きます。
その原因は、マスクの内側の油膜です。
これがキチンと落ちていないと曇ってしまうのです。
「え!?店員さんの言うとおり、ちゃんと洗って落としたよ?」
と聞こえてきそうですが…どのように洗いましたか?
新品マスクの油膜、洗剤でゴシゴシ!くらいでは落ちないんです。
この記事では、ダイビング中に曇らないための新品マスクの油膜落としのやり方をご紹介します。
やるとやらないとでは雲泥の差です。必ずやりましょう。
まだマスク買ってないよ!という方はこちらの記事をお読みくださいね。
「ダイビングマスクはcocoloa!みんなに褒められる可愛いマスクの選び方」
- 【インストラクターさん直伝】油膜落としはクレンザーを使用せよ!
- 油膜落としてもダイビング前には曇り止めを
- 海から帰ってきたら ~マスクのメンテナンスで長く使おう~
- 楽しいダイビングは視界良好クリアなマスクから
【インストラクターさん直伝】油膜落としはクレンザーを使用せよ!
ダイビングショップでマスクを購入すると、
「曇らないように使う前に洗って油膜落としてくださいね〜」
と教えてくれます。
わたしが初めてマスクを購入したとき、店員さんに教わった通り食器用洗剤とスポンジで洗いました。
…しかし!がっつり曇りました。
(くぅ…言われたとおり洗ったのに)と思っていたら、ライセンス講習のインストラクターさんが衝撃の事実を教えてくれたんですよ。
イントラさん「食器用洗剤じゃダメだよ~クレンザー使わないと!クレンザーでゴシゴシ30分くらいかな~~」
クレンザー?
小学生の時に流しの掃除に使った、あの白いザラザラしたクレンザー???
あんなにザラザラした液体で洗ったらマスク傷ついちゃうんじゃ…
しかも30分もやるの?
しかしマスクが曇るのは想像してた以上にストレスが溜まりました。
ストレスはダイビングに禁物です。快適に潜るためにも、教わったとおりにやってみました。
曇らせないための油膜落としのやり方
まず、クレンザーを手に入れます。
薬局やスーパーで普通に売っていました。
そして、新品ピカピカのマスクの内側にクレンザーを垂らします。
少なすぎるとあまり意味がないので、10円玉くらい出しちゃいましょう。
あとはひたすら指でゴシゴシ、ゴシゴシ、ゴシゴシゴシゴシ…
以上です。とっても簡単です。
テレビを見ながらやればあっという間です。
Q.30分も手で洗い続けるの疲れる。なにかいい道具ない?
はい。30分も指でゴシゴシするの、かなり疲れます。
そこで登場!歯ブラシです。
これまたレンズが傷ついちゃうんじゃ…と心配になるかもしれませんが大丈夫です。
躊躇せずに、クレンザーと歯ブラシでマスクの内側をゴシゴシしましょう。
歯ブラシを使うことによって30分がとっても短く感じられました。
そして端っこの指では洗い切れない細かい部分もゴシゴシきれいに洗うことができます!
Q.1度海で使用しちゃってても遅くない?
問題ありません。
1度海に入って、雲りまくってイライラしても、その後にキチンとクレンザーでゴシゴシすれば次回はバッチリです。
わたしは新品マスクでライセンス講習1日目に行ったら雲って撃沈し、それを見越していたインストラクターさんが用意していたレンタルマスクを使用しました。
その日の夜にゴシゴシしたので、講習2日目は快適!マイマスクでストレスフリーに潜ることができました。
油膜落としてもダイビング前には曇り止めを
インストラクターさん直伝の油膜落とし術によって、わたしのマスクは無事に曇らないマスクになりました。
しかし、だからといって潜る前に曇り止めを塗らないわけではありません。
念には念を、特に女性は日焼け止めを塗っているとマスクが曇りやすくなりますので、潜る前の曇り止めは必須です。
市販の曇り止めやフィルムは必要ナシ!曇り止めの代用品
マスクを購入すると、必ず曇り止めも勧められます。
買ってもいいのですが、ほんのちょっとしか入ってないのに値段が高い。
わたしは特に必要ないので市販の曇り止めは買いません。
なぜなら、食器用洗剤で充分だからです!
これも、ライセンスを取った時のダイビングショップさんに教えていただきました。
食器用洗剤を薄めたものを、100円ショップなどで売っているスプレーの容器に入れておけばそれでOKです。
これは私のこだわりなのですが、市販の食器用洗剤は環境に優しくありません。
海で使用するものですから、洗剤を流したらダイレクトに海を汚してしまいますよね。
それは心が非常に痛むので、環境に優しい洗剤を使用しています。
そして、必ず中性洗剤を使用しましょう。プラスチックやシリコンの部分を損傷させないためです。
海に入る直前に軽く洗い流そう
ダイブ前に曇り止めをマスクの内側隅ずみまで塗ったら、水で軽く流します。
軽くですよ!
ささっと流す程度でかまいません。
流すことで、曇り止めをまんべんなくレンズに塗ることができるわけです。
海から帰ってきたら ~マスクのメンテナンスで長く使おう~
ダイビング旅行から帰ってきてからも、マスクのお手入れは忘れずに。
海水の塩分や汚れが残っていると、マスクが痛む原因になってしまいます。
バケツに漬けて塩抜き
バケツにたっぷりの真水(水道水でOKです)をためて、マスクを漬けておきましょう。
ダイビングは水圧がかかりますので、目に見えない汚れがたくさんついていると考えられます。
水をかけてすすぐだけではその汚れは落ちませんので、わたしはダイビング旅から帰ってきて一晩は漬け置きしています。
ちなみに、わたしは持っている器材は全て一晩漬け置きしています。バスタブに水を張っています。
(わたしはバスタブで入浴しませんが、器材たちは一晩入浴です。笑)
食器用中性洗剤で汚れを落とす
一晩漬け置きしたら、食器を洗うのと同じようにマスクも洗います。
これはサッとです。
バスタブで落ちきらなかった砂や細かい汚れを落とすくらいの気持ちで洗っています。
自然乾燥しましょう
それから、これも大事です!
完全に乾かしてからしまいましょう。
直射日光が当たらない場所で陰干しをするのがベストです。
特に夏場は日差しが強いので、プラスチックやシリコンにはダメージが強そうです。
長く愛用していくためにも大切に使ってしっかりメンテナンスしてあげましょうね。
楽しいダイビングは視界良好クリアなマスクから
前半はインストラクターさん直伝の油膜落としの正しいやり方を、
後半は自分でできるメンテナンスの正しいやり方をそれぞれご紹介しました。
クレンザーと歯ブラシで快適曇らないマスク
新品マスクは薄い油膜が張ってあり、それが曇る原因です。
クレンザーで30分以上、ゴシゴシすることで油膜を落とすことができます。
指でやるよりも歯ブラシを使ってあげれば隅々まで磨けますのでおすすめです。
曇るマスクは本当にストレスが溜ります。
ダイビング中のストレスはエアーの持ちも悪くなりますし、最悪の場合はパニックになりとても危険です。
それを防ぐためにも、新しいマスクを購入したらすぐに油膜落としをやりましょうね!
自分に合うマスクでストレスフリーに海を楽しもう
マスクはダイビング器材の中ではそこまで高価な道具ではありませんが、とっても大切な道具です。
視界がクリアならば海の中の世界も思いっきり楽しむことができます♪
マスクはダイビングショップでレンタルすることも出来ますが、あなたの顔の形に合っていなかったり、やたら曇るマスクだったりすることが多いように感じます。
わたしのマスクはGullのCOCOLOAのものです。
Gullは日本の企業で、もちろんMade in Japanなので日本人の骨格に合うように設計されています。デザインも毎年かわいいものが発売されていますので要チェックですよ!
海初心者さんでも手の届くお値段なので、これからダイビングを始める方もマスクだけは自分のものを購入して良いと思います!
せっかくの海ですから、マイマスクで思いっきり楽しみましょう!