体験ダイビングが怖かった理由、それは知らないことを初めてするからです
「体験ダイビングの口コミで、怖かったってたまに聞くけど、どうしてだろう?
わたしもダイビングには興味があってやってみたいけれど、なんだか不安だなぁ…。
でも潜ってみたい。あらかじめ知っておいたほうが良いことってあるのかな?」
そんな疑問にお答えします。
- なぜ体験ダイビングが怖かったのか
- 怖い思いをせずに楽しく体験ダイビングをするにはどうしたらいいか
せっかくの体験ダイビング。「楽しかった!またやりたい!」というステキな思い出にしたいですよね。
ダイビングは普段の生活とは別世界でのスポーツ。
未知の世界を無知なまま進むのはそりゃ怖いです。
ですので、この記事を読んで少しでも海への不安が解消して、体験ダイビングを楽しんでくださいね!
体験ダイビングが怖かった理由、それは知らないことを初めてしたからです
初めてのダイビング。ライセンスを持って無くても海に潜れるのが『体験ダイビング』。
しかしその口コミや何人かの体験談を聞くと、
「海は確かにキレイだったけれど、怖かった。もうやりたくない。」
なんて声も少なくないようです。なぜでしょうか?
【理由1】ダイビングの予備知識ほぼ無しでいきなり海に潜るから怖い
今まで全く経験したことがないことを、下調べ無しで実行するのは無理があります。
よくわからないことをやるのは当然不安ですよね。
ダイビングにはどんな事が起こり得るのかを知らない、というのが大きな問題。
わたしたちはこれまでの経験から、「この次はこんなことが起こるだろう」ということを無意識に予測しながら生活しています。
しかし初めてのダイビング。経験したことがないので予測が付きませんね。
これが「体験ダイビングは怖かった」という理由の1つです。
【理由2】利益ばかり求めるショップ、お客さん最優先ではないショップ
残念ながら、インストラクターさんの質が低いショップがあるように感じます。
とにかく利益優先!自分勝手なインストラクターさん。
体験ダイビングでは、もちろん海に入る前に器材の使い方や困った時の対処法などの説明を受けますが、
それが不十分な場合も多いようです。
さらっと説明するだけ、流れ作業的にしか教えてくれなかった、など…。
初めてのダイビングですから、あなたはこんな不安を抱えていることでしょう。
「ちゃんと呼吸できるのかな…?」
「沈んだりしないかな…?」
「耳抜きってやつをしないといけないらしいけど、できなかったらどうしよう…?」
「泳ぐのがあまり得意ではないけど大丈夫かな…?」
それを、
「大丈夫大丈夫!さっき説明したとおりやればOKだよ。」
「説明したから大丈夫だよね?じゃあとにかく早く海に行ってみよう!」
こんな風に、具体的にどうしたらいいかを詳しく教えてくれないまま先に進もうとするのです。
初めて潜るあなたからすれば、
「ちょ、チョット待って。そんなにサラッとしか教えてくれないの?なんか急いでる感じがする…」
ですよね。
不安を解消できないまま海に入ったら、当然緊張して楽しむどころではなくなってしまいます。
「海に入ったはいいものの、やっぱり不安。耳が痛い。もう上がりたい。」
「教わったハンドシグナルでインストラクターさんに不安を伝えたけど、OKってサイン出されてグイグイ進んでいく…怖い。。」
本当に残念なのですが、こんなインストラクターさんがいる場合もあるのです。
当然怖いですよね。
【これだけは覚えておこう】楽しい体験ダイビングにするための知識
少し不安を煽るようなことを書いてしまいましたが安心してくださいね。
ほとんどのショップさんはちゃんとしていますし、「不安があればその都度必ず教えてください」と言ってくれます。
そしてさらに、次にお教えすることをしっかり覚えておけば、
何も知らずにいきなり体験ダイビングするよりも不安が軽くなるはずです。
アドヴァンスド・オープン・ウォーター(ダイブ本数 50本)のちょっとだけ先輩ダイバーのわたしからのアドバイスです。
初心者でもなく、まだベテランでもありませんが、
ダイビングする時は、毎回初心に戻って確認していることをお教えしますね。
鼻呼吸はダメ、常に口呼吸
ダイビングは常に口呼吸です。
マスクで鼻を覆っていますので、鼻で息を吸う事はできません。
鼻で息を吐くことはできますが、マスクに水が入りやすくなるのでNGです。
口呼吸、ゆっくり深呼吸するように行いましょう。
息を吸う時のコツは、熱いお茶をすする様に息を吸うことです。
わたしがライセンスを取得した時のベテランインストラクターさんが『お茶すすり呼吸法』と名付けていました(笑)
呼吸が苦しくなってきたら?
お茶すすり呼吸法で息をしていても、
「あれ?なんか苦しくなってきたな…><」と感じたらまずはその場に止まりましょう。
そして再び深呼吸を意識してください。気持ちを落ち着かせましょう。
大丈夫です。深呼吸すれば死にません。
走って息切れしたのを深呼吸で整えるイメージです。
耳が痛い。耳抜きができない!
少しでも耳が痛い、変な感じがしたら、今いる水深より深く潜ってはダメです。
まずは自分の耳を指さして、インストラクターさんに耳が痛いことを伝えます。
ちょっとだけ(1m)浮上してみて再度耳抜きしてみてください。
それでも解消されなければ、無理はせずにインストラクターさんの指示にしたがってください。
もしインストラクターさんがあなたのシグナルを無視して進もうとしたら、
「耳が痛いから待って!!」としつこくサインを出しましょう!
マスクに水が入ってきた!マスクが曇ってきた!
マスクに水が入ってきたらマスククリアをします。
やり方は、ちょっと顔を上に向けて、レンズのフチ部分を軽く手で抑えて、鼻から息を吐いてマスクの外に空気を出します。
するとあら不思議!マスクに入っていた水が抜けちゃいます。
もう一つ、マスクが曇ってきたらどうするか?
これは少しコツが必要です。
わざとマスクの中に少しだけ水を入れるのです。
マスクのレンズの下側を持って少し持ち上げると、チョロチョロ~っとマスク内に水が侵入してきます。
水が入ったら下を向いて、顔の向きを動かしてレンズの曇りを水で流していきます。
言葉にすると少しわかりにくいですが、お風呂場の曇った鏡にシャワーをかけて曇りを取るイメージです。
曇りが取れたら、マスククリアをして水を外に出してあげましょう。
足がつった!やばい!
足がつった時の対処法は、伸ばすことです。
フィンの先を手で持って足全体を伸ばしましょう。
その動作をしていると、インストラクターさんはあなたが足をつったことに気づいてくれますのでご安心を。
伸ばすのを手伝ってくれます。
足が落ち着くまで伸ばしましょう。焦らないでOKですよ。
急浮上はとても危険 超ゆっくり浮上してね
ダイビングでは、水面に向かって速いスピードで一気に浮上するのはとても危険です。覚えておきましょう。
ですが体験ダイビングではインストラクターさんがつきっきりで案内してくれるので、あまり心配はありません。
ダイビングを終えて水面に浮上するときのルールに『1分間に18メートル以下のスピードで浮上する』というものがあります。
(詳しい理由などはライセンス取得するときに勉強しますので省略します)
とにかく『浮上するときは超ゆっくり』と頭に入れておいてくださいね。
自分がパニック状態になりそうなことに気づこう
水中でパニックになっていることって、自分ではなかなか気づけないんです。
でもパニックにになりそう!という前兆に気づくことはできます。
それはこんな時。
- 呼吸が早くなっている・心臓がドキドキしている
- なんだかわからないけど不安・ソワソワする
自分がこの状態だと思ったら、まずはとにかくその場で止まることです。
そしてインストラクターさんに伝えましょう。
呼吸を整えて落ち着いてください。
「レギュレーターをくわえていれば大丈夫。リラックスリラックス。」と自分に言ってあげましょう。
まとめ|体験ダイビングは予習してからやれば怖くない
「体験ダイビングが怖かった」というのは、未知の世界の体験でわからないことだらけなのが大きな原因です。
この記事でご紹介したことを覚えておいて、不安はなるべく少なくして楽しいダイビングを体験しましょう。
体験ダイビングは未知の体験だから怖い!予備知識は大事です。
- 鼻呼吸はダメ、お茶をすするようにゆっくり口呼吸
- 耳が痛い時は1m浮上して再度耳抜き
- 息苦しさを感じたらその場で止まって深呼吸
- マスクに水が入ってきたら上を向いてマスククリア
- 足がつったらフィン先を持って伸ばす
- とにかく落ち着こう
ライセンス取得を視野に入れて、でもまずは体験ダイビング、という方はこちらの本を読んでみると良いですよ。
ダイビングの体験談、疑問、あるあるを楽しく紹介しています。
また、質の低いショップがあるというお話を少ししましたが、
体験ダイビングの値段がやたら安いショップは怪しいな、と思っておくと良いでしょう。
インターネットで口コミを調べるのも良いショップを探す手がかりになります。
遊び予約/レジャーチケット購入サイト「asoview!(アソビュー)」 は実際に体験ダイビングを予約して体験した人のレビューが載っていていい感じです。
割引があるショップもありますのでお得に体験ダイビングしてみましょう!