【ダイビングライセンス取得 体験談】オープン・ウォーター講習でダイバーデビュー!
スキューバダイビング、始めてみたいけど…
ライセンス取得ってどんな流れなの?内容は?
体験ダイビングは、潜ることのできる深さが12メートル、行動範囲も限られています。
お試しで体験してみるにはピッタリです。
しかし、もっとダイビングを楽しみたいならライセンス(Cカード)を取得しましょう!
ライセンス取得講習の3日間、どんなことをやったのかご紹介します。
※わたしがライセンスを取得した時のことを記載しています。
ショップによっては多少内容が異なることがありますのでご了承ください。
始めはオープン・ウォーター・ダイバー取得!ダイビング人生の始まり
まず始めに取得するのは「オープン・ウォーター・ダイバー」です。以下「OW」と表記しますね。
このライセンスを取得すれば、あなたはダイバー認定です!
ダイビングショップに問い合わせて、「OWのライセンスを取りたいです!」と申し込みをします。
すると、何種類かの書類(ダイビングに伴う危険や、あなたの健康に関する書類などです)が郵送されてきますのでしっかり読んで、書名やチェックをしていきます。
それらを提出して問題なければ、ライセンス講習のスタートです♪
「OWは持ってるよ!」というあなたは「PADIアドバンス・オープン・ウォーター認定で遊びのプロを目指そう!」を読んでアドバンスにチャレンジしましょう♪
このライセンス認定で学ぶこと・できること
安全にダイビングをするために必要な、基本的な知識やスキルを学びます。
潜水計画、トラブルの回避、器材の扱い方、などです。
水中という非日常の世界にお邪魔することは、やはり危険が伴います。
でも、どんな危険があって、それをどうやって防止・回避するかをしっかり身につければこんなに面白い世界はありません♪
不安なことは、納得いくまでインストラクターさんにしっかり教えてもらいましょう。
OWダイバーに認定されると、
- 最大水深18メートルまで潜ることができるようになります。
- ダイビング器材のレンタル・購入などができるようになります。
- ステップアップコースに参加できるようになります。
沖縄に行く前にまずお勉強
わたしは関東に住んでいますが、沖縄のショップに申し込みました。
すると講習の日(旅行の日)のだいたい1か月前くらいに、自宅にテキストとDVDが届きました。
つまり「こちらに来る前に、しっかり予習してきてね!」ということです。
知識開発 テキストとDVDで自宅学習
まずは机に座ってのお勉強からスタートです。
このお勉強はとてもとても大切です。予習をしないでぶっつけ本番はダメですよ!
なぜなら、何の知識も無く海に入るということはとても危険だからです。
ダイビングに伴う危険には、どんなものがあるのか。どのようにしてそれが発症するのか。
どんな器材を使用するのか。安全に潜るためにはどんなスキルが必要なのか。
そういったことを、テキストとDVDでしっかり予習します。それぞれほとんど同じ内容ですが、
やはり文字だけ眺めているよりも映像や音声があった方が理解も進みます。
わたしは、
- 初めにDVDを見る(セクションごとにキャプチャが分かれています)
- 同じセクションをテキストでもう一度読む
- セクションの最後にある練習問題をやる
という流れで勉強しましたよ。
間違えた問題はテキストを見てもう一度確認します。
1日に1時間くらい、勉強の時間を取りました。
毎日やれば一週間くらいでテキストを終わらせることができましたよ。
この内容を全部一気に頭に詰め込むのは、量的にかなり無理があります。
あなたの安全のために、しっかりコツコツ勉強しましょうね!一夜漬けはよくないですよ。笑
そしてテキスト一冊を終わらせて、忘れずにそれを荷物にしまい、いよいよ講習(旅行)を受けに沖縄に旅立ちます!
沖縄でのライセンス取得講習3日間の内容
さて、沖縄に到着したらいったんホテルにチェックイン!
夕方にお世話になるショップの方が車でお迎えに来てくれます。
早速講習スタートです。
【1日目】ダイビングショップで学科講義とテスト
ショップに到着したら授業開始です。
ですが、授業と言っても学校の様に堅苦しいものとは全然違います。
ショップのテーブルで、担当のインストラクターさんと一緒にテキストを見ていきます。
事前に回答しておいた練習問題の答え合わせも兼ねて、大事なポイントをおさらいです。
すでに予習しているので頭の中に知識が入っている状態。いわばショップでの授業は復習のようなものですね♪
ショップの説明、器材のレンタルについて、書類の提出、授業など合わせて2時間ほどでしょうか。
お話を聞いて、授業を終えて、最後にオープン・ウォーター・ダイバーのテスト問題です。
高校の入試問題のような数ページの小冊子に問題が書かれており、選択式で回答していきます。
テスト問題は全部で50問あり、4択問題です。テキストを見てはいけません。
すべて回答し終わったらインストラクターさんに声をかけ、丸つけをしてもらいます。
75%、つまり38問正解で合格です。
でも安心してください。不合格だったからといってライセンス取得ができないわけではありません。
間違えたところはもう一度、インストラクターさんと一緒にテキストを見返して復習です。
この復習は、合格した人もやりますよ。
間違えたということは、「理解しきれていない知識」ということですので、合格したからといって疎かにしてはいけません。
なにせ、命に関るスポーツですからね♪
復習が済んだら、テスト問題をもう一度解き直します。
そして、38問以上正解すれば合格です。
合格するまでインストラクターさんがきちんと教えてくれるので、そんなに不安に思う必要はありませんよ。
学科講習は終了 安心したからといって夜更かし禁止
学科講義は沖縄に到着したその日に行いました。
1日目はそれで終了です。
「早く海に入りたいな~」とはやる気持ちを抑えて、翌日の講習に向けてゆっくり休みましょう。
ダイビングの前の日は、「深酒」「夜更かし」厳禁です。
海に潜る上での大前提、「耳抜き」ができなくなってしまう原因はたいてい上記の2つだからです。
耳抜きができなければダイビングを中止せざるを得ない場合もありますので、早く寝ましょうね。
【2日目】プール(限定水域)でダイビングに必要なスキル取得
1日目の学科講習とテストが無事に終わり、しっかりと睡眠を取ったらおまちかね!いよいよ海に潜る実習です。
朝8時に滞在していたホテルまで前日のインストラクターさんが来るまでお迎えに来てくれました。
途中でお昼ご飯を買うためにコンビにに寄り、車でおよそ1時間ほど移動して講習するポイントに到着です。
講習2日目は、限定水域(げんていすいいき)での講習です。
この講習での限定水域とは、プールもしくは流れがない穏やかな浅い海のことを指します。
わたしの場合、限定水域は海でしたが、関東圏や伊豆地方でのライセンス取得はプール講習のところが多いようです。
まずは陸上でウェットスーツに着替え、
- 器材の取り扱い
- セッティングの仕方・背負い方
を教えてもらいます。
- ダイビングでの泳ぎ方
- 中世浮力(浮き続けたり沈み続けたりしないで水中でホバリング)
- 水中でのマスクの着脱
などのダイビングの基本的な技術の他に、
- もし空気が吸えなくなったらどうしたらよいのか
- 水中で困ったことが起きたらどうしたらよいのか
- レギュレーター(空気を吸うために口にくわえる器材)が外れてしまったら
- 足がつってしまったらどうしたらいいのか
などといった危険の回避の方法を学びます。
上記で挙げたことは学ばなければならないスキルのほんの一部ですが、
初めは足がつく浅い場所から、だんだんと深い場所へ潜りながら練習していきます。
お昼ごはんは、きっちり何時!と決まっているわけではありません。
全体的に時間の流れはゆる~~く進んでいきます。
太陽がだいぶ傾いて、夕方まで講習は続きます。
「スキルを上手にこなしていければ15時くらいに終わる人もいるよ」
とインストラクターさんは言っていましたが、わたしが終わったのは16時半くらいだったような記憶です。
最後に器材の片付け方を教わって、限定水域講習は終了です!
着替えを浜辺で車の陰に隠れながら(笑!)済ませ、ショップへ帰ります。
(もちろん更衣室が完備されているところもたくさんありますよ。)
男性陣の着替えは特に困ることはないでしょうが、女性は大変です。
でもインストラクターさんが着替え用のポンチョ型タオルを貸してくれたので、周りの目はあまり気にせず着替えることができました♪
もちろんそのポンチョをその日の晩にアマゾンでポチッたことは言うまでもありません。笑
1つ持っていると、とっても大活躍しますよ。
初めてのことだらけで緊張しましたが、1日終わるころにはすっかりダイバー気分です。
初めて海の中で呼吸をしたとき、なんとも言えないワクワク感が止まりませんでした!
青いヒトデや、見たことのない魚(関東の海水浴場には魚がいないので)がいて大興奮。
海も濁ってはいましたが、それでもキレイなブルーでした。
ショップに戻り、器材の洗い方を教わります。それが終わったらログ(ダイビングの記録)をつけて、ライセンス取得講習2日目が終了です。
【3日目】最後は海で!海洋実習
2日目は丸1日かけて基本的なスキルを学びました。
その晩はヘトヘトで、バタンキューです。ぐっすり眠りましたよ。
3日目はいよいよボートに乗って慶良間諸島での講習です!
朝起きて軽く朝食を取ったら、必ず酔い止めを飲んでおきましょう。
自分は大丈夫、と過信せずに有無を言わさず飲んでおいた方がいいですよ。
ボートは慣れない環境ですし、ほぼみんな酔います。
朝7時半にホテルにお迎えが来て、他のお客さんを途中で拾いながら港へ向かいます。
港に着いたら、ボートに乗り込んでウェットスーツに足を通した状態でスタンバイ、出向です。
(始めからウェットスーツを全部着てしまうと暑いし、トイレに行くのに不便です)
ボートは20人?くらい乗れる中型のそのショップ所有のダイビング船。
更衣室とトイレもしっかりあります。シャワーも個室ではありませんが2つついていました。
ショップによってボートを所有していたり、他のショップと乗合いしたりといろんなパターンがあります。
出港してすぐ、ボートの利用方法をショップのインストラクターさんが説明してくれます。
船の上では、デッキで日焼けをする人もいれば、屋根の下で寝ている人もいます。
エンジンの音がかなり大きいので会話をする人はまばらです。
1時間とかからず、潜るポイントに到着です。
ブリーフィング(潜水計画をチームで確認)をして、船の上で器材をセッティング。
準備が整ったらいざ!ケラマの海へ初ダイブです!
3日目の講習は前日のスキルのおさらいも兼ねています。
ですが、感覚的にはもうファンダイブ(講習ではなく、遊びのダイビング)とほとんど変わりはないように感じました。
途中途中で、
- 中性浮力を取るためのホバリング練習
- マスクの着脱
- コンパス(方位磁針)でナビゲーション
- 水深5メートルでの安全停止
などのスキルチェックをしていきます。
あとは魚やウミガメを見たり、サンゴを眺めたり、インストラクターさんに先導してもらいながらダイビングを楽しみます。
GoProを持って行きましたが、講習中も撮影してOKでした。
スキルチェックの時はBCD(浮力を調節するための器材)のポケットにしまいます。
そして無事にスキルチェックもパスして、2ダイブしたら講習終了です。
無事に3日間の講習が終了したら海のある生活が待っている
3日間を終えたら、オープン・ウォーター・ダイバー認定です!
これで晴れて、最大水深18メートルまで潜ることができるようになります。
海の世界へようこそ!
初めてのダイビングで見る海の世界は、今までみたこともない非現実的な光景で感動することでしょう。
一度ライセンスを取ってしまえば、世界中どこでもダイビング旅行に出掛けることができますよ。
OWライセンス取得コースの流れをおさらい
OWのライセンスを取得する流れは、
- テキストとDVDで自宅学習
- 限定水域での基本的なスキル取得実習
- 海に出てスキル取得、おさらい実習
といった様子です。
1回でできなくても、落ち着いてゆっくりこなしていけば大丈夫。
海の中では焦ったりパニックになることは一番危険です。
インストラクターさんやチームの仲間が見守っていてくれますので、あせる必要はありません。
Cカードが届くまで
3日目の講習が終わって、レンタルした器材を洗ったりしたあと、
Cカード(免許証のようなものです)を申請する書類を書きます。
この手続きをしないとダイバーとして認定されません。
申請をしてからカードが発行されて、手元に届くまで約2週間ほどかかります。
郵送で自宅に届きますよ♪
申請したときに緑色の厚紙で作られた仮のカードを渡されますので大事に保管していてください。
Cカードが届く前でも、この緑の仮カードがあればダイビングすることができます。
届いた後も、万が一のために無くさないようにしてくださいね。
Cカード取得後はダイビングにでかけよう!
これであなたはダイバーの仲間入りです。
PADIのライセンスは世界共通ですので、世界中の海を潜りに行くことができます!
OWはダイビングの入り口です。
さらにステップアップするためのコースもありますよ。
それぞれのコースで違った知識や技術を身につけることができます。
これだからダイビングはやめられないっ!
参考:PADI Japan(パディ・アジア・パシフィック・ジャパン) 公式サイト ~ ダイビングを始める&楽しむあなたを応援します!~