ダイビング器材を購入したい?最初に買うなら軽器材3点セットがおすすめ
ダイビングを始めようと思ったら、まず器材はどうしたらよいのか気になりますよね。
全ての道具を自分で揃えたらいったいいくらお財布からでていくのかしら…と不安な方も多いと思います。
器材は全てショップでレンタルできますが、ストレス無く潜るにはやっぱりMy器材を購入するのがオススメです。
この記事では、これからダイビング器材を揃えようと考えているビギナーダイバーさん向けに、
- レンタルしたマスクはすぐ曇ってストレスだった。
- サイズがぴったり合うものがなかった。
- 例え洗ってあっても、知らない人が使った道具はいやだ。
- ちょっとがんばれば手の届く値段の道具って何?
という問題を解消してくれる器材を紹介します。
初めから全ての器材を揃える必要はありません。1つ1つ、焦らずに揃えていきましょう。
マスク・フィン・シュノーケルとウェットスーツから購入しよう
「自分の器材がほしい!」
そんな気持ちになったらダイビング器材を販売しているお店に行ってみましょう!たくさんの種類の器材が並び、見ているだけでとても楽しいです。
わたしがまず始めに揃えた道具は、「軽器材三点セット」です。
これは、マスク・シュノーケル・フィンのことです。ダイバー同士の会話でよく出てくるので覚えておきましょう。
ダイビング用マスク
マスクは水中を見渡すための必需品です。これがないと、せっかくのキレイな海の世界もぼやけて見えませんね。
Q、水泳用のゴーグルじゃだめなの?
A、はい、ダメです!
ダイビングは鼻まで覆われているマスクでないといけません。マスクに水が入ってしまったりしたときに、鼻から空気を出す作業が必要だからです。
そして、シュノーケリングよりももっと深いところに行きますので水圧がかかります。
その水圧に耐えられるように作られたダイビング用のマスクでなければいけません。
値段はピンキリですが、8千円~1万5千円くらいものがお手軽です。機能も申し分ありません。
各メーカー、毎年新しいデザインを発売しているので型落ち商品ならアウトレット価格で買えることもありますよ!
マスクの選び方はこちらの記事も参考にしてみてくださいね!
「ダイビングマスクはcocoloa!みんなに褒められる可愛いマスクの選び方」
一般的に使われているマスクには、大きく分けて二種類のタイプがあります。
一眼タイプと二眼タイプです。
一眼タイプはレンズが一枚のもの。二眼タイプは二枚のもの。
一眼タイプのメリットは、目と目の間に遮るものがないので視界が広いというところです。両目を使って広範囲を見渡すことが出来ます。
デメリットはマスクと顔の間の空気の量が二眼タイプより多いことです。空気の量が多いと、それだけ水圧が大きくかかります。
するとどうなるかというと、海から上がった時にマスクの跡が顔につきやすくなります。
でも、だからといって水中で水圧を感じるかといったら、全く感じません。安心してくださいね。
視力が悪い人は二眼タイプを選びましょう。度つきのレンズを付けることができるのは二眼タイプだけです。
ダイビング中はメガネは掛けられません。できればコンタクトレンズもしない方が安全です。
となると頼れるのはマスクのみ。マスクに度が入っていれば、遠くのお魚もきちんと見つけることができますね♪
マスクのシリコンの部分(スカートと呼ばれる部分)は黒・白・透明のものがほとんどです。
白は顔を明るく見せてくれるから女子に大人気。でも、長年使ってカビが生えてくるととても目立ってしまいます。(その前に買い換えてもいいのですが)
黒は、光を遮断するので見え方が少し暗く感じるかもしれません。(わたしは暗いと感じたことはないですよ)汚れは目立たないし、無難にいくなら黒がオススメですね。
透明は、光を通すので視界も明るいです。マスクの形に日焼けもしづらいと言われています。だけど、時間が経つごとに黄ばんでくるのが難点です。
シュノーケル
シュノーケルは、水面で呼吸するために使用します。顔を水につけたままでも、シュノーケルの先が水上に出ていれば呼吸することができます。
これも、ダイビング用の強度が強いものを選びましょう。
マスクと同じメーカーにすると統一感があっておすすめです。
こちらも値段はピンキリですが、5~ 6千円のもので高性能です。
女性向け・男性向けと分かれているメーカーもありますので、自分のアゴの大きさに合ったものを選ぶことができます。
女性が男性向けのものを使えないわけではありませんが、マウスピースが大きいとアゴがかなり疲れます。
「ダイビングなのにシュノーケルも必要?水面の事故を防ぐセーフティグッズ 」
こちらの記事で詳しく紹介しています。
フィン(足ひれ)
ダイビングでは足だけで進みます。水泳のように手は使いません。
フィンの種類によって進み方や扱いやすさがかなり違いますので、どんな使い心地にしたいかで決めると良いですよ。
まずは形。フルフットタイプとストラップタイプがあります。
フルフットタイプは、足にぴったりフィットして自分の体の一部のような使い心地。水も蹴りやすく、ぐいぐい進むことができます。
履いたり脱いだりする時にちょっとコツが必要ですが、慣れてしまえば気になりません。
プラスチック製のものよりもゴム製のがオススメです。
ただし、ゴム製のフィンはある程度の脚力が必要です。男性は問題ないと思いますが、小柄な女性や脚力に自身が無い方は大変かもしれません。
インスタで人気のロングフィンはかっこいいですが、水中での小回りが利きづらいし、扱うのが大変なので上級者になってからにしましょう。
オススメはgullのMEWフィン(わたしは少し長いスーパーMEWが相棒です)。サイズも幅広いし値段もやさしめです。
「【ガル スーパーミュー】女性23.5cmでSサイズ|安心日本製フルフットフィン 」
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ストラップフィンは着脱が簡単です。
足を入れてベルトを締めるだけなので、ビーチエントリーの時も落ち着いて履くことができます。
でもその代わり、フルフットタイプの様な足との一体感は少なめです。
脚力に自信のない人は、ストラップタイプの方が脚が疲れずに済みますよ。
値段はフルフットとさほど変わりません。もちろんピンきりですが。
それから、冬場にドライスーツを着るときはストラップフィンでないと履けません。
「【冬のダイビング】ドライスーツをレンタルして海中で宝探ししよう」も是非読んでみてください。ドライスーツのことを紹介しています。
フルフットタイプは裸足のままでも履けるのですが、フィン用のソックスやブーツを履くのがオススメです。不意に足を怪我したり靴擦れするのを防ぐことができますよ。
ストラップタイプはまたそれ専用のブーツがあります。
わたしの三点セットは全部GULL(ガル)というメーカーのものです。安心の日本製で、日本人の体に合うように設計されています。万が一不備があった場合も、国内なのでサポートも受けやすいです。
スーパーMEWを購入し、わずか4ダイブ目でかかとが裂けてしまったことがありまして、GULLに問い合わせたところ新しいものと無料で交換してくださいました。
参考:スクーバダイビング・スキンダイビングはGULL!
ウェットスーツは5mmを買いましょう
ダイビングは、ウェットスーツは必ず着ます。
真夏の南国リゾートだと着ていないダイバーもいるようですが、水は体温をどんどん奪っていきますし、岩場で怪我をするかもしれません。
自分を守るために必ず着用します。
初心者さんは5mmのワンピーススーツ(スカートじゃないよ)がおすすめです。レンタルで借りるスーツもほとんどが5mmワンピースです。
お店に行って、ちょっとめんどくさいけど必ず試着しましょう。
自分の体のサイズにピッタリ合うものを選んでくださいね。
小さすぎると苦しいし、大きすぎるととにかく寒いです。
ウェットスーツを地上で着ようとすると、かなり着づらいです。脚や腕がなかなか入っていきません。
なので、着終わったら背中などのチャックを閉めてからお店の人に見てもらおう。サイズが合っているか、見てくれます。
サイズを全て自分サイズにできる「フルオーダー」という手もありますが、なかなかいいお値段なので、
まずはお店に吊るしてある既製品でちょうどいいのはないか探してみましょう。
5mmワンピースの他にも、3mmのスーツやシーガル、ロングジョンとジャケットのツーピースなど種類はたくさんあります。
冬場用にはセミドライスーツや、ドライスーツがあります。
「【冬のダイビング】ドライスーツをレンタルして海中で宝探ししよう」
3mmは南国のリゾート用です。5mmよりも保温性がなく、水温が30度近くある海しか潜らない人やシュノーケリング向けです。
シーガルとは、ワンピースの半そでバージョン。
ロングジョンはワンピースの袖がないバージョン。ロングジョンは長袖のジャケットタイプのものとセットになってたりするので、これをあわせてツーピーススーツと呼んでいます。
たくさん種類はあるけど5mmのワンピースが超万能なので、まずはこれを一着買いましょう。
夏場の陸上が30度を越えているからといって油断して3mmを買って寒すぎた、水温が下がってきたら着れない、なんて体験談も聞くのでとにかくまずは5mmにしましょうね。
関連記事>
「ウェットスーツの選び方【オーダーメイドと既製品どっちがいい?編】」
Myダイビング器材を買うことのメリット
レンタルでも充分と思うかもしれませんが、なぜ自分の器材を買ったほうがいいのでしょうか。
そんな声もありそうなので、メリットを挙げてみます。
器材レンタル代はまあまあ高い
レンタル代、結構お高いです。
1日のダイビングで器材をフルレンタルすると5千円~1万円くらいが相場かなと思います。
もちろん、レンタル料込みというところもあるので一概には言えませんが。
Cカードを取ってこれからたくさん潜る予定なら、毎回レンタルするよりも揃えてしまったほうが長い目で見て安く済みます。
いくつかでも借りずに済むものがあれば、その分レンタル代も安く済み、代わりにもう1ダイブ追加できますよ!
自分の体のサイズに合ったものを毎回快適に使える
同じショップを使い続けていれば、毎回同じ器材を貸してくれるかもしれませんが、
だいたいの場合はいつも違うものを借りることになるはずです。
メーカーやデザインの違いで使い心地やセッティングの仕方も大きく違うので、毎回それに慣れないといけません。
特にマスクやウェットスーツは体に合わないとかなりストレスになるので、エアーの減りも早くなるし、なにより疲れるダイビングになる可能性がかなり大きいです。
自分の器材なら、いつも同じ使い心地で、同じサイズなのでストレスフリーで安心です。
あと、潔癖症さんはレンタル器材はキツイと思います。お手入れされていますが、誰が使ったかわかりませんから…
好みのデザインのものを選べる
レンタルの器材はちょっとダサい。(失礼)
マスクやシュノーケルもなんだか黄ばんでるし、フィンは大体ストラップフィンが多いように思います。
ウェットスーツの色も真っ黒でショップの名前書いてあるし…
(個人的に)イカしてないデザインのものが多い気がするよ…
あと、みんな同じに見えます。海の中だと、全然見分けがつきません!(笑)
見分けがつかないということは、迷子になりやすいということです。
マスクやフィンは本当にいろんな色やデザインのめっちゃかわいい&かっこいいものが売られているので、ぜひお気に入りの“かわいいやつ“を買ってほしいなぁと思います。
My器材購入を悩む理由
My器材はほしいけども…
悩んでいるあなたの背中を押してあげましょう!
器材の相場がわからない、高そう
三点セット、ウェットスーツ、BCD、レギュレータ、ダイブコンピュータ…
全部揃えたらいったいいくらになるのか!ピンキリだけども相場は10~20万くらいではなかろうか。
たまげる値段ですね。たぶんどんどんこだわったらもっと高くなります。目玉飛び出ます。
でも待ってください!一気に全部の器材揃えなくたっていいんですよ?
まずは3点セットだけでもいいんです!
3点セットでまとめて売っていますし、それならば頑張れば手の届く値段です。
2万~3万円くらいで買えますので、ちょっと美味しいものを食べるのを我慢すれば大丈夫です!
そうやってひとつひとつ揃えていけばいいのです。
ショップには、「これとこれは持っているので他のものをレンタルしたいです。」って伝えておけばOK。
せっかくの旅行なんだから、自分が選んだかわいいやつ持っていきたいじゃないですか。インスタ映えだってできますよ。
旅行用とダイビング用、ダブルで持ち物が増える
確かに、器材を買うと荷物が増えます。
でも大丈夫。今は宅配便という便利なものがあるんです。
ガラガラ大きな荷物を持って移動したくない人は、ダイビング器材だけでも現地に宅配便で送ってしまいましょう!
これでバッチリ。手ぶら、もしくは手荷物だけで移動できますね。
持っていきたい荷物はこちらの記事でチェックしましょう。
「ダイビングのレンタル器材は何が含まれる?自分で用意する持ち物は?」
でも、大きいキャリーをガラガラ引いていると、同じ様な人を見かけることがあります。
電車で移動したりするダイバーあるあるなのですが、
大体の人が「おっ、あの人もダイバーだな」という謎の仲間意識が芽生えます。笑
ダイバーに悪い人はいません。みんな仲間です!
とりあえず、始めは軽器材から揃えてみよう
ここまで、種類の説明などを加えながらダイビング初心者さんが始めに揃えたら良い器材をご紹介しました。
まとめます。
軽器材3点セットとウェットスーツを買おう
マスク、フィン、シュノーケルの「3点セット」はたくさんかわいいデザインのものが発売されているので、自分のお気に入りを見つけましょう。
3万円もあればかなり良いのが買えるはずです。
ウェットスーツはピッタリサイズを必ず試着して。着てみたらお店の人に見てもらってくださいね。
定価だと5万~7万円くらいするものも、型落ちデザインやオフシーズンにはアウトレット価格で買えることも!
5mmのスーツであることを確認してくださいね。3mmは後々必要だと感じたら買えばよいです。
一度揃えたら長年の相棒になってくれる
自分のものを大事に使っているとどんどん愛着が湧いてくるものです。
愛着が湧いて、もっと大事に使おうって思えます。
ダイビング器材は大切に扱えば長い間使える相棒です!
だから、My器材買いましょう。まずは手の届くものから順番に☆