初島でダイビング!熱海から30分の海でブルーチャージ
東京からほど近い静岡県熱海市。温泉や海辺のリゾートとして人気がある町。
海もあって、山もあって、温泉もあります。
熱海駅から坂を下って海に向かうとフェリー乗り場が見えてきます。
そう!わたしはダイバーなので、初島の海に潜りに行ってきました!
ダイバーさんもノンダイバーさんも週末に気軽に行ける初島。
旅行に行きたいけど、あまり遠出はできないあなたに初島の海の魅了をご紹介します!
静岡県熱海市 初島へはフェリーで30分
熱海駅から車で坂を下って海方面へ。すると10分ほどで熱海港に到着します。
駐車場が完備されているのでマイカーでも安心です。
熱海港から初島へのフェリーは、1日に行きと帰りでそれぞれ9本出ています。
航海の時間は30分ほど。
往復のチケット料金は、小学生までの子供が1300円、中学生以上の大人は2600円。
参考:初島に行こうよ【公式】熱海から30分のリゾートアイランド
朝8時半、初島行きのイルドバカンス3世号に乗り込む
3月3日。桃の節句。
天気は快晴で、気温は15度。ぽかぽかの陽気で風なし!
なんて海日和なんでしょう!
8時に熱海駅でダイビングチームが集合し、みんなで熱海港へ。
それぞれがダイビング器材が詰まったキャリーケースを転がしてフェリーに乗り込みます。
今回はイルドバカンス3世号。約800人が乗船できる大型の高速船です。
波で激しく揺れることもほとんどなく、ゆったりとした船内。
観光に向かう人もいれば、器材やいかついカメラを持ったダイバーもたくさんいます。
ダイバーさんの荷物はデッキにチームごとに一か所にまとめて置いておきます。
わたしたちは地下の休憩ルームへ。
この部屋は壁沿いにだけベンチシートが設置されていて、横になったりもできる広間のようなところです。
ダイバーさんがストレッチしたり、仮眠したり、おのおの自由に過ごしていますよ。
デッキの上ではカモメたちが船を追いかけながら飛んでいます。
彼らにかっぱえびせんを上げることもできるので観光客に大人気です。
9時到着!ダイビングセンターで器材の準備
30分ほどの短い船旅を終えると初島港に到着!
桟橋を渡ってそのまま海沿いを歩いていくと、初島ダイビングサービスが見えてきます。
ダイビング器材は桟橋の途中でダイビングセンターのトラックに預けます。持っていけない距離ではありませんが、心づかいに感謝です。
ダイビングセンターに着いたらまずは施設を確認。
更衣室、シャワー、トイレ(女子トイレは和式)は室内に完備されています。
更衣室には脱水機もありますので、夏場はびちょびちょの水着を持って帰らず済ますよ。
施設の外にはテーブルとイスが出ています。
そこに荷物を置いて、太陽の下でチームごとにそれぞれ準備開始です。
施設外に屋根はあるのだけれど、スペースはあまり大きくないので雨の日は少し大変かもしれないですね。
(運よく晴れているときにしか行ったことがないので雨の日の様子はお伝えできません…どなたかご存じの方がいらしたらコメントおまちしております♪)
ウェイト(重り)とベルトをセンターでレンタルします。ウエイトベルトは自分のものを使用しても問題ありません。
チームごとに合計で何キロ借りるか集計して、返却するときも借りた分をきちんと返却する。
(なくしたり数が足りないと帰れないゾ~)
その他の器材ももちろんレンタルできますよ!
【ダイビング】ドライスーツをレンタルして冬の海で宝探ししよう
荷物を置いている場所はエントリーするポイントより小高い場所になっているので、器材のセッティング(タンクをつけたりするのは)エントリーポイントまで降りて行います。
この写真のベンチの辺りで器材のセッティング。荷物やテーブルがある場所から撮りました。
準備が整ったら、チームのみんなでダイビングの計画を確認していよいよダイビング!
休憩中にポップコーンのサービス!
今回は、1ダイブ目を終えて海から上がるとなにやらいいにおいが…
ダイブセンターのスタッフさんがポップコーンを作ってくれていました!
味付け用の粉も何種類もあって、自分で好きな味を選べましたよ。
わたしのチームは総勢12人(多い!)だったのでテーブルはポップコーン祭りに…笑
こうやってみんなでワイワイ休憩もダイビングの楽しみの一つですね。
始めましてのメンバーもいたけど、ポップコーンのお陰でもう仲良しです。
器材洗い場は冬に嬉しいあったかいお湯が使える
初島ダイビングセンターは、器材の洗い場も広いし、干す場所も広々。
お湯が使えるので、冬場も器材を洗うときも凍えずに済みます。
ウェットスーツのまま入れるお風呂も完備。このお風呂がアフターダイブにとってもありがたいんですよねえ。
服が濡れないドライスーツを着ているとはいっても、冬の海で体はキンキンに冷えます。
海から上がったらすぐにお風呂で温まることができる。
男性も女性もみんなスーツのままお風呂で温まりながら、どんな生物がいたかとか、いい写真が撮れたとか、そういった雑談に華が咲きます。
お昼ご飯は海鮮丼!
ダイブセンターの並びには何軒もお食事どころがあって、おいしいご飯を食べることができます。
もちろんダイバーさんじゃない人も大歓迎。
わたしは海に来たらおいしい魚を食べたい!
ということでいつも海鮮丼にしちゃいました。
初島でとれた新鮮なお魚を、ご飯と共にいただきます。
ダイビングの時はご飯もしっかり食べてエネルギーを補給です。
どこの食事屋さんも海鮮がメインだけれど、苦手な人も大丈夫。ラーメンやカレーもありますよ!
2018年3月3日 初島ダイビングログ
さて、今回のダイビングの記録を。
前回のダイビングから数ヶ月経ってしまってうまく潜れるか少し不安でしたが、全然問題ありませんでした。
天気は快晴、風も心地よいくらい、波も全然立っていなくてうねりもなし。まさにベタ凪でした。
最高の海況でしたよ!
初島は、ナイトダイビング・ナイトロックス・セルフダイビングは不可だそうです。
ドライスーツにフード、空気のタンクはアルミ10リットル。
ウェイトは全部で8キロ(身長150センチ、体重51キロ)。
ロープを伝ってビーチエントリー
初島のエントリーはビーチスタイル。
(最近ボートダイブも始まったらしいけれど、潜るポイントはビーチエントリーとほぼ同じらしい。)
初島のビーチは砂ではなくて岩場です。大きな岩がごろごろあるところに、ダイバーがエントリーしやすいように平らなスロープが作られています。
岩場に手すり代わりのロープが張ってあって、それを伝いながら水面まで進んでいきます。
岩場はコケですべるのでしっかりロープを掴んでおいてくださいね。
水温14度、透明度15メートル
水温は2本潜って両方とも14度くらい。きちんと防寒してドライスーツを着れば快適な水温です。
3月の平均水温どおりですね。
ユニクロのヒートテックを上下着て、着膨れしないジャージに厚手の靴下。
これで十分温かかったです。
(チームには貼るホッカイロを脇の下やお腹に装備している女性もいました。)
ただ、冬用のグローブを忘れて3シーズン用のグローブで潜ったから、とにかく手が冷たかったです…
水温20度くらいまでは、真冬用のグローブ必須ですね!
海中の透明度は15メートルほど!もしかしたら20メートルくらい見えていたかもしれません。
沖縄や南国の海にはかなわないけれど、とってもきれいなブルーの海でした。
遠くまで見通せるきれいさ。
お天気も良かったので水面を見上げると光のカーテンがキラキラ。
この記事のトップの写真はエントリーしてすぐに撮った写真!
これがたまらなく好きなんだ。キラキラ大好き。
黄昏るインストラクターN氏(笑)
帰りのフェリーの時間を考慮して2ダイブ
伊豆で潜るときは1日に3ダイブすることが多いのだけれど、初島は2ダイブ。
潜水していい時間は朝10時から15時までと決まっているからです。
今回は
1本目 10時37分~11時19分 トータル42分間
2本目 12時47分~13時34分 トータル47分間
15時20分発のフェリーに乗れるように、時間に余裕をもって器材を洗ったりできるように。
そのあとのフェリーは16時40分で、3ダイブしてもきちんと帰れる時間なのだけれど冬場は日が暮れるのも早いしね。
ネコザメ、ピカチュウ、イロカエルアンコウ、タカベの群れ
お待ちかね海の生き物たち!
言葉よりも写真で見ていただきたい!
ネコザメちゃん。口がかわいい。ωにみえる
ピカチュウの呼び名のウデフリツノザヤウミウシちゃん。
小指の第1関節から先くらいの大きさのイロカエルアンコウちゃん。Soooo cute!
タカベの群れは圧巻だった!
大量のタカベたちが気持ちよさそうに泳いでいました。
タカベは青い体に黄色い入っていて、何百匹(何千匹?)の群れになって行動する小さめの魚です。
(ガイドさんの話によると、タカベは冬場は群れにならないらしい、ラッキー!)
久々の海はやっぱり最高
ダイビングの記録を書くログブックを見返すと、前回のダイビングから約4ヶ月経っていました。
夏の海は気温も水温も高くて最高だけど、冬でもやっぱり海は最高です!
品川から40分 すぐ近くの海
自宅を出てから数時間で海に行ける。
初島は船旅気分も味わえるし、気軽に行ける離島ダイビングスポットです。
新幹線を使えば品川から熱海まで40分。
日帰りでダイビングに行くにはちょうど良い場所だなと感じます。
伊豆半島のダイビングも楽しいが、初島への船旅はなんだかワクワクしてきます。
宿泊施設もあるので泊まりでも行けるんですよ。
伊豆半島とはまたちがう天気や海況のことも多いみたい。そこがまた初島の魅力の一つ!
初島ダイビングセンターの荷物置き場からは富士山も見える。最高のロケーション。
海に入ると肌がつるつるモチモチになる
これは初島に限ったことじゃないんだけれど、ダイビングに行くと肌がきれいになるんですよね。
海のミネラルのお陰。
海沿いは空気も都会より澄んでいるし、湿度も高い。
それらが重なって、美肌効果が抜群。笑
ダイバーさんは肌がきれい。インストラクターさんで肌荒れしている人、今のところ見たことが無いです。
ダイビングを終えて帰り道、思わず自分の肌を触りたくなっちゃう。
たった一日のダイビングでも、つるつるモチモチ肌になれるのはダイバーの特権なんですよ~♪
ダイビングは全身の筋肉を使うスポーツ
ダイビングの器材は重い。たぶん背負う器材は20キロくらいあるんじゃないかなと思います。
そして泳ぐことでいつも使わない筋肉を使います。
ダイビングはいい運動!
ジムで筋トレしているわたしも、翌日は筋肉痛になります。
(まだまだトレーニングが足りないな…)
美ボディを目指すトレーニングという面でも、ダイビングはすごくいいですよ。
冬のきれいな海でアイドルたちが待っている
肌にもいい、筋トレにいい、そして何より海の世界はおもしろい!
夏よりも穏やかで透明度の高い海には、たくさんのアイドル級にかわいい生き物が暮らしています。
夏に生まれた小さな生き物たちが、冬の寒さに耐えながら一生懸命生きているんだなあ。
そのアイドルたちを一目見ようと、たくさんのダイバーさんが集まります。
みんなそれぞれ思い思いに写真を撮って、休憩時間に見せ合いっこ。
そんな雰囲気もまた最高の時間です。
寒い冬ももうすぐ終わり。
身も心も塞ぎがちになってたけれど、久々のダイビングでパワーチャージして春を迎えられそう!
Thank u Hatsushima!